高知の古き良き街並み!ここに行かない手はない。高知県佐川町を行脚してきました。
高知の中心部から西にあります佐川町にお邪魔してきました。
高知市から車で40分。清流仁淀川の支流柳瀬川沿いにある盆地の町。高知の場合、川は山側から海側へ川が流れるのが一般的ですが盆地のため海側から山側へ川が流れているところから『逆さまに流れる川』から『佐川(さかわ)町』という名がつけられたそうです。
佐川町はまったく初上陸だったのでガイドさんをつけて案内してもらいました。
まずはコレを見てくださいということで連れてこられたのがこちら。
これ。
佐川町の街並みを20分の1スケールで造ってるんですがあろうことか写真に写ってるおじさんがひとりでつくっているそうです。
そもそも模型なんか作ったこともない素人でなにげなく趣味から始めたというから驚き。何年もかけて作り込んで今や市の施設に展示され、佐川町の名物になるまでとなりました。
近くで見るとめちゃくちゃ精巧に作られているのがわかります。これはほんとにすごかったし。誰もやろうとは思い付きませんね。だから目立つ!!
佐川町の説明をざっくりと受け、次に向かったのがメインともいえるこちら。
高知県が誇る銘酒。
『司牡丹本社』
もちろん試飲もできます。
しっかり蔵出し限定の生々純米吟醸酒もゲットしました。
社長や杜氏もいらっしゃりとても有意義な酒蔵見学になりました。
他にも江戸時代の深尾家の家塾。
土佐藩筆頭家老(会社でいうところのNo.2)深尾家の資料なんかが展示されている『青山文庫』
他にも牧野富太郎生家などもあるんですが時間の都合上、寄ることはできませんでした。
次回は必ずや見学します!!
ここで突然ですが佐川町の有名人といえば!!
もちろん先ほどの植物学者牧野富太郎は超有名。高知市に広大かつ莫大な資金を注ぎ込んで出来た牧野植物園があるくらいだ。2019年2月にリニューアルオープンするなど高知を代表する観光スポットだ。ちなみに触れておくがこちらも指定管理者制度を導入しておりなんと県から民間へ毎年支払われる指定管理料は約3億円というからどれほどの規模か想像つくだろう。
他にも田中光顕という人も有名で司馬遼太郎先生の名作『竜馬がゆく』の坂本龍馬に関する資料の大半がこの人が集めたものらしい。宮内大臣を長年経験するなど明治維新、明治新政府で活躍した人だ。
しかしそれよりも!それよりも!私が知っている有名人といえば『尾崎清光(おざきせいこう)』だろう。
名前だけは聞いたことがあってどこの人だとかは知らなかったがまさか佐川町出身だとは。。。
この人は日本のアウトローの代表格と言っても過言ではない。ヤクザ、恐喝屋、同和など様々言われているが間違いなく裏の世界から日本の政財界を牛耳っていた1人だ。
おもしろいエピソードがある。
尾崎清光が自身の誕生日パーティーを開催したときである。
パーティーに集まったのは政財界人が1,000人以上。
偶然にも同日、元内閣総理大臣田中角栄がおこなったパーティーには数人しか集まらなかったというエピソードがある。
元とはいえ日本の総理大臣をつとめた田中角栄よりも尾崎清光のパーティーに参加した方が利があったということだろう。
こういう話は当然、ガイドさんからは聞くことはできない。笑
こういうのもガンガン売っていっていいと思うんですけどね。
脱線しましたが佐川町の歴史的街並みをしっかり見学させていただきました。
感想は。。。高知県でも随一の歴史的街並みを保持している佐川町だったらもっともっと活気溢れる活性化が出来そうだなと思いました。
なにかこう動線、ストーリーがはっきりとしていたらもっともっと県外からもお客さんが来そうなポテンシャルを秘めてました。
街並み散策を後にして中心部から少し外れたところに島崎商事という会社が経営されている『霧生園』というなんともお茶屋さんみたいな名前のお店にいきました。
ここにビックリ仰天の美味しいやつがいました!!
ブルーベリーソフト。
これがなんと250円。
おどろき桃の木です!!
特産のブルーベリーをたっぷり使ったソフトクリームはさっぱりとしていて美味。
またミルクの部分は佐川町にある吉本乳業さんの『地乳(ぢちち)』を使っているとのことでめちゃくちゃうまい。
何を隠そう私はこの『地乳』の大ファンなのだ。
これほどうまい牛乳はなかなか飲んだことがない。
独特の味があって濃くて甘い。
高知にきてこの牛乳に一目惚れしてからはずっと愛飲している。これは是非、高知に来たら飲んでもらいたいご当地グルメだ。
佐川町、行脚は半日だったがとても楽しかった。もう一度リベンジしてもっと深く知りたいと思わせてくれる街でした。
佐川町がもっともっと県外にも知れ渡るくらいの素晴らしい街になればいいなと心から思います。