高知で田舎暮らし始めましたブログ

大阪生まれ大阪育ち。生粋の大阪人。そんな僕が念願の田舎暮らしのため家族を連れて高知県へ移住。その中で思うことをつらつらと書いていく田舎暮らしブログ。

それ!?なんぼ儲かるんですか!?

ベタベタの関西弁タイトルで始めたいと思います。笑

 

高知にきてからというものタイトルにもあります

 

『それ!?なんぼ儲かるんですか!?』

 

を非常によく使っている。他にも『儲けないとダメですよ!』『儲からんと意味ないですよ!』なんていう言葉もよくよく使う。

 

 

とにかく『金儲け』というキーワードを使うことが多い。


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ちなみに言っておくが私が大阪で自営業をしていたころはこんな言葉ほとんど言わなかったし、むしろ金儲け!金儲け!と言うてた人達をどこか敬遠していたくらいだ。

 

しかし、高知にきて私が『金儲け』が口癖になったのはあまりにもお金儲けに対する気持ちが低いからだ。

 

そりゃそうか。周りは公務員だらけだからか(笑)

 

私が担当しているヤシィパークのカフェでの話だ。

 

メニューもたくさん種類があって、原価率も考えられていて、写真も綺麗に撮ってある。

 

しかし売れないのだ。

 

その原因はいくつかあると考えられるが私が感じたこと3つあげようと思う。

 

1、接客しない

高知県民は一緒にお酒を飲んだりするとけっこうすぐ仲良くなれる。ほんとに居酒屋なんかいくと知らないおじさん、おばさんと色々話せたりするのでとても楽しい。高知で1番盛り上がる酒場。ひろめ市場なんかも県外県内問わずすぐに仲良くなれるような雰囲気がある。しかしこれはお客さん対お客さんに限ってな気がする。

店員対お客さんが非常に弱い。

つまり店員がお客さんに接客しないのだ。席に案内して終わり、注文聞いて終わり、お会計して終わり。これならまだマシなほうで入店しても誰も出迎えに来ないお店もざらにある。

 

こんなのは接客とは言えない。

 

私が言いたいのはお客さんとのコミュニケーションだ。

これがどこの店に行っても非常に弱いという印象だ。いやこれは大阪が強すぎるということもあるんだろうか。

コミュニケーションを取らないのでお客さんの情報がほとんどない。よく来てくれる常連さんなのに名前も住んでる場所も知らない。

 

大阪でよく行ってた天王寺STARBUCKS。言わずと知れた大手チェーン店の店員さんにも私は顔と名前と職業を覚えてもらっていた。なんなら息子たちのことまで。1日何千人も相手にする彼女たち。

STARBUCKSに行った人ならわかると思うが列に並んで、オーダーを言って、お金を払って、商品を受けとるという限られた接点しかないのにお客さんの情報をしっかりもっているのだ。

 

田舎の1日数十人、下手すりゃ数人しかお客さんが来ないカフェができないわけがない。

とにかくそんな接客意識が微塵もない。

 

2、攻めない

これもコミュニケーションを取らないから出来ないってのもあるんですがとにかく攻めない。私なんかは今日はこれを売りたい!!特にナマモノや本当にオススメしたいものをとにかくぶっこみまくる。

もう仲良くなったお客さんなんかには注文すら聞かないで勝手に出す。とにかく食え!的なノリで。笑

現場でもそうだが宣伝もなかなか攻めない。

SNSなんかをみても顕著だ。お店のInstagramなどの更新頻度が極めて低い。1ヶ月に1度とか。ならもうやるなよ!!ってなる。笑

 

そのくせスタッフと話していて思うんだがInstagramはやたらみている。笑

このお店がとか。この食べ物がとか。笑

田舎の人は都会に憧れを持っていると聞いてはいたがこんなにもかと。

飲食業は基本、待ちの商売だがもっともっとやり方次第では攻めに転じることができると思う。

 

3、意外と固い。

田舎って隣のおじさんが野菜くれたり、近所のおばさんがおかずくれたり、このおすそわけ文化がほんとにあるんですよ。おすそわけのおすそわけなんてもよくあって、とにかく農家さんとか漁師さんとかが多いからかいただくものも美味しいのだ。

 

しかし、飲食店はこの感じとは違う。

私は高知にきて常連さんと言われるようなお店はまだ持ってない。基本的に初めましてで行くんだが決まって店主と話をすることが多い。すると、おまけがある。いわゆるサービスだ。飲み物なのか食べ物なのか。なんでもいいんです。高知にきてこういうサービスをしてくれたお店は数件。しかしそれは決まって県外から来たオーナーさんだ。

こういうことをお客さんが書くと少しやらしく聞こえるが私は元飲食店員だから多目に見てほしい。笑

 

私が飲食店を経営していたときはまぁよくよくサービスしていた。バイトの子にもこの人と仲良くしたいと思ったら勝手にサービスしたらええよー!と伝えていた。

もちろんやりすぎはダメですよ。サービスしたらその分、またこっちが食べてもらいたいメニューを勝手に出す。たくさん飲んでもらう。笑

 

そういう遊び?みたいなのが私は好きだった。そして大阪のお店にはそういうお店が多かった気がする。

 

しかーし。高知の店は意外と固いのだ。これもコミュニケーションがないというのが前提だがこういう遊びをしようと思わないし、考えもしないのだ。少なくとも私が担当しているヤシィパークのカフェは。

 

今あげた

 

1、接客しない

2、攻めない

3、意外と固い

 

これらをぜーんぶ含めて『金儲け』っていう言葉に置き換えてるんだと思います。

いちいちこんなふうに全部、話せないでしょ。笑

話してもなかなかわかってもらえないしね。

 

なら体感してもらわないとね。大阪からわざわざ来た私ができることってのはこんなこと伝えることなんかなぁと。

そんな計画を今年は実施していこうかな。