もうすぐ5月。
元号も令和に変わります。
そんな5月一番最初のイベントといえば子供の日。
男にとってはお節句ですよね。
高知県では初節句に合わせて【フラフ】というものを母方のご両親からいただく慣わしがあります。
こんな感じのもの。
(写真は高知市HPから)
フラフは「旗」を意味するオランダ語・英語が語源と言われ、大漁旗をイメージしてできたもので男児の健やかな成長を願って、端午の節句にこいのぼりと並んで立てられる。
職人による手書きで製作には1ヶ月~2ヶ月を要する伝統工芸品です。
(写真は高知市HPから)
とはいえ高知県でも最近めっきり見かけなくなったそうです。
だって大きいものは4m×6mとかになるんですよ。
こんなものなかなか飾れない。
なので最近は行政や自治体がイベントとしてフラフを5月に飾るところが多いです。
とまぁ昨今は田舎においても初節句を祝う方法も変わってきたように思います。
さて。
ある日、そんな初節句のご相談が来たのをブログにしようと思います。笑
めちゃくちゃ硬そうな話になりそうですがそんなこともないので読んでみてくださいね。
かなり久しぶりの方からのラインが突然、鳴りました。
大阪時代のお客さん。
さわちゃんでした。
さわちゃんも長年、カフェ仁音に通ってくれる常連さんでした。とにかくめちゃくちゃ絵がうまくてセンス抜群!!なのにかなりキャラ立ちしたお客さんでさわちゃんと話す恋愛トークはいつも爆笑させてもらいました。笑
そんなさわちゃんもお母さんになり、子供の初節句の相談ラインを送ってくれたのでした。
『子供の初節句の兜を買おうと思うんですがどの兜が熱いですか!?』
変わってますよね~。いきなりこんな質問。笑
でも僕はテンションガチ上げで
『えっ!?そんなん僕に聞いてくれるん!?ちょっと時間くれる?』
もうね。我が子の兜を買うかのごとく色々、考えましたね。僕も変わってるということです。笑
僕が早々に送付したおすすめリストをご紹介。
先見の明:織田信長
英雄:徳川家康
情厚:清水宗治
世当り上手:藤堂高虎
男気:本田忠勝
ところがメジャーどころをチョイスしたつもりでしたなんと『兜』が売っていない武将多数。
へっ?なんで!?ってなりますよ。
兜を作ってる業界とか会社とかまったく知りませんがこれくらいはラインナップに入れておいてもらわないと。笑
なので売ってそうなものでさわちゃんからのリクエストにお答えする形で僕なりの説明を付け加えてお返事することにしました。笑
(僕)
不遇の時代を耐えて耐えて最後に天下を掴んだ英雄。大器晩成とはまさにこの人のこと。バシッ!と決まる葵の紋は最高にかっこええ!!
(さわちゃん返信)
大器晩成!素晴らしすぎる!!
ほうほう徳川系の武将なら大丈夫なのかしら。。。
(僕)
本田忠勝
兜の形だけで言うたら男らしい無骨でかっこいいのは本田忠勝。もちろん数多くの戦場に出たが傷一つ負わなかったツワモノ。これもおすすめよ!
(さわちゃん返信)
カブトムシみたいだからいやです!!
(僕)
本田忠勝をカブトムシ!?それだけでも許せんほどの侮辱なのにどうせ言うならクワガタ。。。
(さわちゃん返信)
カブトムシとクワガタを間違ってました。。。
いやいや落ち込んでるけど、本筋はそこちゃうからな!!笑
(僕)
上杉謙信もいいよ~!!『敵に塩を送る』っていうことわざはこの人から生まれたといわれてるんだよ~!
しばらくたってから(たぶんネットで調べてた)
(さわちゃん返信)
童貞だからダメです!
世の中の童貞男子!!やっぱりダメなんだって!!笑
そんな感じで3日ほどやりとりしてくれました。
さわちゃんはどうやら満足してくれたらしく息子ちゃんにイイ兜が買えそうですと。
僕は歴史が大好きなので歴史のことをあんまり知らない人にわかりやすく、おもしろく話をするのってこっちもめちゃくちゃ楽しいんですよね。
誰か僕の歴史講義聞きませんか!?笑
講義でなくてもさわちゃんのように初節句の兜の相談乗りますよ。笑
楽しい時間をくれたさわちゃんに感謝です。