高知で田舎暮らし始めましたブログ

大阪生まれ大阪育ち。生粋の大阪人。そんな僕が念願の田舎暮らしのため家族を連れて高知県へ移住。その中で思うことをつらつらと書いていく田舎暮らしブログ。

地域おこし協力隊あるある!観光はこうもリアルとかけ離れているのか。。。

高知県では新たな自然体験アクティビティができるようになりました。

 

高知県が県をあげて『自然体験型キャンペーンリョーマの休日』と銘を打ち開始されたキャンペーン。

高知県に来ていろんな自然体験を経験してパワーを充電してもらおうということで実施されている。

 

高知の海と言えば太平洋。

目の前に広がる太平洋はオーストラリアまで邪魔するものはなく見渡す限り水平線が続いている。


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高知の山と言えばなんと80%以上が山地に囲まれている。

理由は色々とあるが【陸の孤島】を呼ばれるほど他県からの交通網が発展していない。つまり山間部の多くが開発されずそのまま残っている状態で全国1位の山地率を誇る堂々たる田舎。


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まさに数字的に見ても自然の宝庫なのだ。

 

さらに清流四万十川は全国的に知名度もあり、それに勝るとも劣らない仁淀ブルーの愛称で知られる清流仁淀川。他にも水質の優れたたくさんの河川もある。


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だからこの高知県をあげての『自然体験型キャンペーン』は的を得たというか高知県だからこそできる、高知県だからこそやるべきキャンペーンだと僕は思う。

目の付け所は間違っていないと思うしコレを売りにしてどんどん観光大国として名を轟かせていってほしいと思う。

 

さぁここから本題の自然体験型キャンペーン、公務員が考える観光について触れていこうと思う。

 

この自然体験型キャンペーンを【県】打ち出したことについてはイイ線いってるなぁと思う。

 

kochi-experience.jp

 

こんなふうに全市町村を網羅したHPまで立ち上げている。

周遊のコースや実際に経験してみたスポットの紹介ブログなんかもしっか掲載されていて情報量は相当のものだろう。読み物としては非常に満足できる内容だ。

 

しかしやはり行政の公平性なのかどれを誰に売りたいのかがはっきりしない。

 

本日、大売り出し!!

 

職員○○の1番おすすめ!!

 

割引実施中!!

 

などなど広く浅くではなく狭く深い一手を打ってもらいたいなぁと思います。

 

 さてそこから僕が住む街に目を向けてみよう。

 

当然、お上である県の政策である自然体験型キャンペーンに乗っかる形になる。

 

しかし、その乗っかり方に問題がある。

 

他の自治体のことはわからないが僕の住む街に関して例を引っ張りだすと少しばかりのハードを買って後は指定管理者なんかに丸投げするんです。

 

だから指定管理者は大変。

 

どんなふうに運営するかソフトの部分は考えなきゃいけない。

 

そもそも任される指定管理者たちもそんなにやる気もない。

だって市が勝手に買ってくれるんですもん。自分達の懐を痛めて買ったモノじゃないしね。儲からなくてもあせることない。

 

しかもハードが増えても人を入れるお金はない。

 

 

だったら地域おこし協力隊使えばいいじゃん!

 

 

みたいなノリに。。。

 

 

とにかく悪循環しか生まない。

 

めちゃくちゃ。

 

もうね。これが市をあげての観光なの!?税金使ってるんだよ!?って言いたくなるようなお粗末なレベルなんです。ほんとに。

 

県が言うからやってる!

 

お金は出して買ってあげてるんだからいいでしょ!

 

みたいな姿勢に僕なんかは捉えてしまうんですよね。

 

まったくもってお客様に喜んでもらおう!楽しんでもらおう!っていうのが感じられない。誰のための観光なのか。目的はなんなのか!?ビションもなにも見えてこない。

 

そんな感じで作られる商品は見ただけ、聞いただけでおもしろくなさそうでどこでもやってるようなモノになるんですよね。ある意味どこもかしこも一緒な公平性は保たれてるのかもしれませんが。笑

 

そんなことやってるから建物や備品など負の遺産、屍がたくさんあるんでしょうね。

 

僕は大阪で飲食店をしてたときにいつもいつも念頭においてやってきてたことは『お客様がどないしたら喜んでくれるか。』それは料理でも、雰囲気でも、僕とのトークでも、お客様同士の交流でも色んな手段があると思いますがとにかく目的は『お客様に喜んでもらうこと。』ここを外したら商売は絶対にうまくいかない。

 

勘違いしないでほしいのは過剰なサービスをしたり、無理して値引きしたりとかそんなことじゃないです。

 

できる範囲で最高のサービスを。

 

できる範囲で最高の料金で。

 

そしてなによりも大切なのは『自分も楽しむ』ということです。

 

お店の店主が楽しそうじゃないお店に行くのはイヤでしょ。

 

まずは市役所、指定管理者などの運営側が楽しんでやってんの!?

 

保険料の計算や住民票の発行やってんじゃないんだよ。

そんなもんは楽しんでなくたってできるんですよ。ただの業務だから。

 

わざわざ交通費や旅費をかけて高知に来てもらって、さらにその上、お金もらって体験してもらうんですよ。

 

高知に来ていい旅の思い出を作りに来てるんですよ。

 

これは仕事です。

業務として捉えてしまうと出来ません。

 

だったらまずは自分達が楽しまないと楽しい発想もなにも生まれてこない。

 

どうしたらお客様は喜んでくれるか?楽しんでくれるか?こういう感覚がなかなか行政からは感じられないんですよね。これは無理。あれは無理。が先行する。

 

あんたらも東京ディズニーランド行くやろ?USJ行くやろ?他にも観光しに行くやろ?そこでなんも感じへんのか!?って思う。

 

こんなことを最近、よく思います。

なので備忘録ではないですがここに書いて残しておきたいと思いました。