初心者が始める!フルマラソン完走への道。シューズ選び編。
9月になりましたねー!
まだまだ暑い日が続きますが僕のなかではもう夏はおしまい!9月は秋だ!そしてあっという間に冬になる。
秋・冬はこれまた初挑戦しようと企んでいるのがフルマラソン完走!
おー!!
35歳のおじさん。やりますよー!
数年前、大阪マラソンに出場しようと思いシューズやウェアーなどマラソンセットを購入し、練習していたこともありましたがなんせ大阪マラソンは倍率が高くて、グループ募集枠も、個人枠も3年ほどハズれてしまい燃え尽きてしまいました。笑。
その時は仕事が終わってから深夜1時とかに大阪城やら中之島やらいろんなところに走りにいってましたね。帰ってきたらもう空が明るくなり始めてたみたいなことも。。。若かったね。あの頃は。笑
それにしても大阪マラソン、1回くらい当たってもええと思うんやけどなー。いつかリベンジします。
と前々から挑戦してみたかったのがフルマラソン完走だということ。なんか憧れませんか?足2本で42.195キロも走るんですよ。達成感とか半端ないんやろなぁなんて。
高知にはその名も【龍馬マラソン】というあの英雄の名に完全におんぶに抱っこのフルマラソン大会があります。
高知最大のマラソン大会で昨年、僕も応援にだけ行きましたが会場の雰囲気や沿道のお客さんの声援がとっても楽しかったので来年は絶対、出場したい!!と心に決めていました。
さて。
そこで新たにマラソンを始めようと思い、シューズを新調することにしました。
ちなみに前のシューズは確かABCマートで若い兄ちゃん勧められるがままに購入したナイキのシューズ。
そのシューズはおそらくイイシューズだったんでしょう。軽かったし、走りやすかった。
ただ自分の足に合っているかと言われたら。。。わからない。
まぁ入ってるし。。。サイズもこれくらいだろうし。。。
そこんとこを色々書いてみますのでこれからマラソン始めよう!みたいな人は参考にしてください。
~マラソンシューズを選ぶまでの道のり~
- 1、どこに買いに行けばいいの?
- 2、どれがいいの?
- 3、プロネーションを知ろう!
- 4、足のサイズを知ろう!
- 5、どれくらいで走りますか?
- 6、で!?どのシューズがええの?
- 7、最終的に決定した相棒は。。。
1、どこに買いに行けばいいの?
当然ですけど靴っていろんな種類があるんで、まずはマラソンシューズが売ってそうなお店に行って下さい。
僕が買いに行ったのは【スポーツデポ】さん。
名前からしてスポーツ系の靴がありそうでしょ。残念ながら高知にはないけどもスポーツ用品の【ヒマラヤ】さんとか【スポタカ】さんとかならきっとマラソンシューズコーナーがあるはずなのでまずはお店をちゃんと選んでください。
まったく知らない初心者は必ずスポーツ専門店に行って下さいね。
これが絶対です!
2、どれがいいの?
さぁスポーツ専門店のマラソンシューズコーナーに行ってみたらわかりますが何百足という種類のシューズが並んでます。この中から自分の足にぴったりなシューズをチョイスしていきます。
ざーっと見ただけでもいろんなメーカーがあるし、重さや靴底の厚さや靴の形状も違う。かっこええのもシンプルなのも。。。どこから手をつけていいかわからない。。。
そこで僕がまず最初に気にしたのが自分の足ってどうなってるんやろ?です。
だってそうでしょ!今から自分の足に合う靴を探すのに自分の足がどんなだか知らないなんてね。わかってるのは29センチという途方もなくデカい足のサイズだけ。
3、プロネーションを知ろう!
出ましたいきなり横文字。笑
まあでもこれは簡単なんで耳を塞がず?いや目を塞がず読んでくださいね。
何かっていうと足を着地させたとき、当然ですけど足底に衝撃がありますよね?それを分散させるため、人間の足って内側に回転するんです。これは自然な足の動きなんです。
しかし、その内側への回転が、しすぎちゃう人やしなさすぎちゃう人がいるってことなんですよ。
1番分かりやすいのは自分の普段はいてる靴の靴底見てください。内側ばっかり、外側ばっかり減ってませんか?それがプロネーションの癖です。すなわち自分の足が着地したときにどんな状態になっているかわかるんです。
この絵が1番分かりやすいので使わせてもらいますね。
右足を後ろから撮影したものなんですがわかりますよね。
左のオーバープロネーション
靴底の内側ばっかりすり減ってる人です。
着地が不安定で筋肉や関節、膝に負担がかかり、故障の原因となります。
真ん中のニュートラルプロネーション
適度に内回転していて理想的な着地。これを目指しましょう!
右のアンダープロネーション
内側への回転があまり見られないので大きな衝撃をモロにくらってしまう着地の仕方です。大きな衝撃による故障が予想されます。
プロネーションどうですか?なんとなくわかりました?
僕は【スポーツデポ】さんでこれを機械で調べてもらうことにしました。
こういうスポーツ専門店だとこんな機械があるのも魅力的ですよね。
足を台の上に乗せてどの部分に体重がかかりやすいとか、かかとやくるぶしの位置なんかをしっかり計測してくれます。
たまにメーカーさんから直接、機械やスタッフも来てるのでより正確なお話が聞けたりしますのでやっぱりスポーツ専門店はオススメです。
ちなみに診断の結果、僕の足はニュートラルプロネーションでした。
で。この結果から靴を選定していくんです。
つまり僕の場合だと【ニュートラルプロネーション】用の靴はありますかー?となるわけです。
そうなんです。
ちゃんとしたマラソンシューズはこのプロネーションのタイプでシューズを作り分けています。初心者の僕には履いてみた感じではわからなかったですが長距離を走っていくとこのタイプ別に作られた微妙な作り違いが非常に重要になってくるそうです。
つまり、これで一気に選ぶ範囲が単純計算で1/3になりましたよね。
4、足のサイズを知ろう!
これはなんとなく皆さんわかってますよね。僕は29センチ。
しかし、マラソンシューズはこの足のサイズだけにあらず。その辺を含め、詳しく書いていきます。
僕の場合だとこの29センチってのが足長と呼ばれます。この足長も実は正確に測ってみると違うなんてこともあるみたいなので測ることもできますが僕の場合はばっちりこの29センチで問題なかったです。なのであんまりこの足長に関しては気にしなくていいのかなぁと言うのが僕の感想です。
この29センチ足長サイズってのは履いてみてつま先に1センチほどの余裕がある状態です。これが自分にあったちょうどいい足長です。
そして注目すべき足のサイズで大事なのがもうひとつの足囲というサイズ。
ここですね。お見苦しいですが僕の足を載せております。笑
測り方はメジャーを足の裏に通し、着地。親指の付け根と小指の付け根あたりで測ります。
僕は偏平足気味な足でこの足囲が広いほうだと思ってました。なのでできるだけ幅の広い靴を選んでいたんです。まぁ普段、履く靴ならこれで問題ないんですがマラソンシューズはその辺もきっちり作られているので意外と皆さん知らないと思うんで自分の足囲ってやつを一度測ってみてください。
下に参考の表を貼っておきますね。
<メンズ>*1
<レディース>*2
僕のサイズはここには載ってないんですが(笑)29センチの2Eというところに属するようでした。実はこの2Eというサイズが一番多く作られているそうです。なんや自分は幅広の足やと思ってたのにそうでもなかったんやな~ってのが発見でしたね。
いろいろとお話を聞いたり、調べたりする中で僕はこの足囲はシューズ選びにとってかなり重要なんだということがわかりました。
マラソンシューズって足をサポートしてくれる要素がめちゃくちゃあるんですよ。テーピングされているみたいにしっかりとサポートしてくれるんです。なので僕のようにイメージが先行し、自分の足囲以上の靴を履き、実は合っていなかったりすると靴のサポートを100%受けれない可能性があるんです。これってもったいないですよね。なので自分の足のサイズを知るということが非常に大事になってきます。
5、どれくらいで走りますか?
これもとってもシューズ選びには大切な基準。
フルマラソンをどれくらいのタイムで走りたいですか?ということだ。。。
んなもん!走ったことねぇし!わかるわけないやんけ!
が僕の万を辞しての意見。笑
自分のペース?スピード?目標?そんなん意識して今まで走ったことありません。ていうか自分の走るスピードなんてどやって測るの?くらいのレベル。
なので、ここでも僕目線でいろいろと書いていこうと思いますので玄人の方、ご意見色々あるかと思いますがご容赦くださいね。笑
メーカーのHPに参考に書かれていますがこれはもうスポーツショップで聞きましょう。
各メーカーから出されているシューズにはそれぞれレベル合わせたシューズがあります。
<フルマラソン完走したいなぁレベル>
まずは皆さんここですよね。僕も当然、このレベル。ここのシューズのポイントはとにかくシューズのサポートが手厚いんです。クッション性をとってもピカイチだし、安定性なんかも優れたシューズが展開されています。つまり初心者は脚力も経験もないのでいろいろサポートさせていただきやすよ~ってのがこのシューズレベル。サポートがしっかりしている分、重いのが特徴です。といっても普通のスニーカーとは比べ物にならんくらい軽いですよ。
<5時間切れるように走りたいなぁレベル>
ここからマラソン専門用語で【サブ5】なんて言われたりします。こうなったらなんかいっぱしのランナーになった気分ですよね。
このレベルのシューズに関してはスポーツデボさんで話を聞く限り、上記の<フルマラソン完走したいなぁ>レベルのシューズと大差ないそうです。なので完走~5時間切るくらいまでは同じシューズでよさそうです。まぁ僕にとってはまだまだ未知の世界なのでわかりませんが。笑
<4時間切れるように走りたいなぁレベル>
ここは【サブ4】です。このへんになるとおぉ速いやん!と周りに言いふらせるレベル。ゴルフだと100以下でまわれるとかなんでしょうか。あくまで僕の勝手なイメージですよ!イメージ。笑
<3時間切れるように走りたいなぁレベル>
ここは【サブ3】といわれもうプロマラソン選手も存在するレベルですね。
まぁプロの中では2時間10分を切るという【サブテン】なんてレベルもありますがこのへんはもう無視していきましょう。笑
とにかくこの【サブ3】はかなりすごい。まずシューズが全然、違いました。好奇心で色々と履かせていただいたのですがもうねシューズがまるで羽のように軽いの。『えぇこれめちゃくちゃええですやん!これで走りたいですわ~!』なんて話したらスポーツデポの店員さんから即答で『怪我しますよ!』とストップがかかりました。笑
タイムを縮めるためにとにかく必要最低限の機能だけを残し、限りなく軽量化するのがこのレベルのシューズ。なのでしっかりと練習を積んだ人しか履くことができないシューズなんだそうです。まぁ確かに理にかなってますよね。
なので初心者はとにかく完走レベルを参考にシューズを選んでみてください。
6、で!?どのシューズがええの?
いろんな理屈はわかった。じゃあ実際、ごのシューズがええの!?って話になってくるんですが上記のポイントを加味した上でとにかくたくさん試着してみることですね。そうするとそれぞれのシューズの個性みたいなものがわかってきてなんとなくですが、『君に決めた~!!』みたいなサトシとピカチュウのような運命的な出会いが待っています。笑
とはいえここでは僕の経験したことをしっかりと書き込んでいこうと思うので僕のオススメなんかを載せていきたいと思います。
いわずと知れたメイドインJAPANが誇るスポーツメーカー。HPを見てもドカンとマラソンシューズが掲載されているところを見ても力の入れハンパじゃないことがわかっていただけるだろう。
そのasicsで初心者ランナーに絶大な人気を誇るのがコチラ。
GT-2000。長年、asicsからリリースされているシリーズだそうでとりあえず履いてみてとマラソン信者の友達に言われ試着してみました。
『おぉこれがあの噂に聞くGT-2000かぁ。めちゃくちゃフィットするやん!』てのが最初の感想。両足履かせて貰って店内をウロウロしてみてもええ感じやなぁという印象。
シューズの構造なり、ウンチクなりはHPなんかで調べてみてください。あくまで個人的感想を書き連ねるコーナーですので。笑
お次はコチラ。
こちらも日本を代表するスポーツメーカーですね。僕は地元大阪の企業だったので馴染みが深く、小学校のときのグローブやベンチコートなんかももっぱらミズノ製品だった記憶がありますね。ミズノもアシックスに負けず劣らずマラソンシューズにはめちゃくちゃ力を入れているようなので詳細はHPをご覧くださいね。
そんなミズノシューズのなかで試着したのがこちら。
ウェーブライダー22。こちらのシリーズも長年、マラソンランナーたちに愛され、リリースされているミズノの王道シューズ。こちらも前評判で一度は試着してみたらいいと聞いていたので履いてみました。
『軽い!!!』とにもかくにもこれがファーストインプレッション。
『しかもこのフィット感もかなりしっくりくるやん!これもええなぁ~。』
GT-2000を履いた後だったのかとにかく軽く感じた。それもそのはず初心者向けシューズの中ではグンを抜いて軽く作られていて290グラムという驚異的軽さなのだ。 たいていのシューズが300~320グラムという中では異様だ。
あなどってはいけないのがこのグラム数。
素人の僕にでも10グラムや20グラムの違いははっきりとわかった。こんなにも違うもんなんやなぁというのが感想でした。
お次はコチラ。
もう知らない人はいない世界のNIKE。しかし、僕はナイキがそんなにマラソンシューズに力を入れているなんてまったく知らなかった。どうしてもバスケの印象が強かったんですがそんなことはなく、とんでもないシューズを作る素晴らしいメーカーだった。
スポーツデポの店員さんも開口一番おすすめしてくれたのが実はナイキのシューズだ。
店員さんオススメのシューズがコチラ。
ナイキエアズームペガサス。こちらも名門ナイキで35代も続いているマラソンシューズだそうです。コレに関してはめちゃくちゃ説明を受けたのでちょこっとは話せそうです。
まずは見た目、めちゃくちゃシンプルですよね。このスタイリッシュさというか洗練されたオシャレさというのはやっぱり世界のナイキですよね。このシューズはまるで振り子のような原理で作られているそうでまるでシューズが勝手に走ってくれるような感覚になるらしいです。かかとの部分も尖った造りになっていてこれもまた前に進む推進力を担っているそうです。まぁ体験はしてないのでわかりませんが。笑
履いてみた感想は
『えっ!?さらに軽い!!もうめちゃくちゃ軽いやん!!』さっきのミズノを越えるほどの軽さ。とにかく軽い。なんとなんとさらに上をいく280グラムほどだという店員さんのお話。この10グラムほどの差にメーカーがしのぎを削って日夜研鑽していると思うと頭が下がる思いです。しかし、残念ながら僕にとっては少し、きつかった。足の幅が若干だが前者の靴よりも窮屈に感じたのだ。
他にも履いてみたがとりあげてUPしたかったのがこの3足だ。
7、最終的に決定した相棒は。。。
どれも素晴らしいシューズで甲乙つけがたかったですが僕は最終的にコレをチョイスしました。
ナイキのシューズはそもそも上記の通り、少々きつかった。つまり履き心地が僕にはマッチしなかったので却下。クッション性もアシックス、ミズノには及ばなかった。
履いてみて歩いた感じだとクッション性に関してはアシックスのGT-2000に軍配が上がったんですが決め手はプロネーションでした。
履いてみた感じでは全然、わからなかったんですがGT-2000はオーバープロネーション向けに造られているようです。
僕も『ニュートラルの人がオーバーのシューズを履いたらダメなんですか?』なんて聞いたんだがやっぱり最後の30キロぐらいでシューズの構造が大事になってくるというお言葉でした。
ウェーブライダー22は僕の走行にぴったりのニュートラルプロネーション設計のシューズ。ここが大きな決め手になりましたね。
もちろん他にも類まれなる軽さやオシャレなデザイン性、我が地元大阪の企業なんてのも要因になりました。
長くなりましたがこんなことを色々と研究しながら記念すべき1足と出会うことが出来ました。このウェーブライダーと共にフルマラソンを走りきることを目標にしてまたこのブログも更新していきたいと思います。