さぁ2日目の高知ツアーブログ書いていきますよー!!
とその前に小園一家の子供達のキャラクター紹介をしまーす!
まずは長兄【とわっち】
サッカー好きの小学2年のとわっちはこの中では頭ひとつ飛び出してお兄ちゃん。年齢はもちろんですがその個性的キャラがさらにお兄ちゃんさに磨きをかける。
あの戦国の名将、武田信玄の【風林火山】という言葉をご存じだろうか。
この風林火山から風と火を取り除いたのがまさにとわっちという男だ。
『徐なる(しずかなる)こと林の如く。動かざること山の如し。』
とにかく大人しくて、がちゃがちゃしない。
これは今に限ったことではない。保育園のときからとわっちのことは知っているが4歳ですでに徐なる(しずかなる)こと林の如く。動かざること山の如しだったのだ。
腹から産まれ出たとき『定印』を結んでいたという逸話もある。まさに仏のとわっちだ。(僕の勝手な虚言です。笑。)
この高知ツアー中もチビどもがギャーギャー騒ぎ立てる中、気がつけば文句も言わずそっと1人で静かなところに身を置くとわっち。
とわっちどないしたん!?と声をかけると
『あぁ静かな場所で書物が読みたい。。。』とそっと僕に呟く。
書物!?
書物が読みたいなんて言うたことある大人いるか!?
おい!!そこのおっさん!!
少年ジャンプ読んでる場合じゃねぇ!
書物を開けぇぇぇ!!!
こんな小学2年生が果たしている他にだろうか。
そんな仏のとわっちが今、どっぷりハマっているのが戦国時代。普通の小学2年がハマるようなモノではなかろうよ!?笑。それも知識量が半端ない。
前述の読みたいと呟いてた書物も大阪から大切に持参した『戦国武将歴史全集』なるもので、なかなか細やかな情報が記載されていてそれを相当覚え込んでいるのだ。
おそらく何十回と繰り返し、繰り返し読み込んでいるのだろう。
武将の幼名や家紋、城、合戦のことまで網羅しているのだから驚かざるえない。察するに小園夫妻、我が奥さんはすでについていけていない様子。とわっちの歴史トークにうっすらと絡みはするが全然、深掘りしていないのが明らかだ。笑。
なので嬉しいことにこの高知旅行での楽しみのひとつに歴史好きの僕との戦国時代トークを上げてくれていたのだ。
その意気込みを感じた一端が高知の武将【長曽我部元親】についてもしっかり勉強してきているところ。まさにあっぱれ!
いやー。もうとわっちだけでこんなに紹介しちゃったので後のメンバーはまた後日?いつか?紹介します。笑。
2日目の朝。
みんな8時には準備が整い、まずは農業体験。
うちの奥さんが『小園パパに田舎暮らし体験してもらいたい』という思いもあり、トラクター運転会を実施。もちろん、実際に田んぼをたたいてもらいます。講師はお義父さん。朝早くからスタンバってくれていました。笑。
子供達も一緒に座って運転します。
そして本命、小園パパも。笑。
どうやら満足いく田んぼたたきは出来なかったらしく、リベンジを誓っていました。ほんといつでもたたきにきてください。笑。
農業体験を2時間ほどで切り上げ、次なる目的へ。今日は日曜日ということもあり、やはりここは外せませんよね。
高知名物『日曜市』に繰り出すことに。
コロナウイルス騒ぎのギリギリ手前だったので開催されていました。
やっぱりここは朝11時でこの大賑わい。まさに三連休の中日って感じです。
この日曜市、独特の雰囲気を大人も子供達も楽しんでもらえたのではないでしょうか。
ここでは長男坊が『アレ、美味しいでー!』やら『あそこ行こう!!』なんて得意気にアテンドしている姿がとっても嬉しそうでした。そうやよな。長男坊もお友達に高知のこと知ってもらいたいんやよな。
名物、芋天を道端でストリートチルドレンのようにむさぼり。
歩きながら焼き鳥をたいらげる。
これぞ日曜市!!って感じを体験してもらいました。
さて。ブラリブラリと日曜市が並ぶ追手筋を東から西へ進んでいくとあるものが見えてきます。
高々とそびえる天守閣。
そう高知城です。
天守が現存する貴重な歴史価値のある高知城。長曽我部家の統治後は山内家へと引き継がれ今日まで残っています。
チビどもはそんなこともお構いなしに走り回っているが。。。
ひとり。。。
ひとり、ただならぬ表情で天守閣を見つめている人物がいる。大声をあげるわけではないがもう顔から笑みが溢れ落ちそうになっている。
仏のとわっちだ。
なんと可愛いことか。
ほんとにキラキラした目でめちゃくちゃ走って行きたいはずなのにちょっと恥ずかしそうにウズウズしてるとわっちに胸キュンですわ。おじさん。笑。
そこからはもうとわっちワールド全開。
高知城の表門である追手門。
石垣の上に渡り櫓を設けた櫓門、門前は枡形の形状になっており三方から攻撃できるようになっているのだが着くやいなや、その門前に立ち『あそこは狭間やなぁ!ここから矢や鉄砲で攻撃するねん!』やら石落としの仕掛けを指差したり、めちゃくちゃ教えてくれる。笑。
あの物静かなとわっちがこうもしゃべるんかと。笑。
険しい階段を野面積みの石垣を眺めながら少し足早に歩を進めるとわっち。足が向かう先は天守閣。そうやよね。やっぱり城の醍醐味は天守閣やんね。わかる!わかる!
高知城は僕も5回ほどだろうか。天守閣に登ったことがある。奥さんとだったり、長男坊とだったり。
しかし、ここまで共にワクワクを共感できる、共有できる相方と登ったことが今だかつてあっただろうか。
僕の趣味に無理矢理乗せられて1ミリもテンションが上がってないのを隠そうともせず、僕の歴史トークをほぼ右から左へ聞き流す奥さんとは違う!
僕の趣味に無理矢理乗せられて『男は1度くらい天守閣に登らんとあかん!』という謎の教育論を押し付けられ、城内の荘厳な雰囲気を微塵も感じてる様子もなく、ただただ先へ先へ走り回る長男坊とは違う!
ここに歴史を感じ、ロマンを感じ、そしてかつての先人たちに敬意を表し、高知城天守閣に挑む小学2年生がいる。
まさか小学2年生のとわっちが僕の求めていた最高の相方になろうとは。いや年なんて関係ない。これが歴史を愛する者の本懐だ。
天守閣へはママたちと1番下のチビたちを残し、長男坊とサホ様、とわっちと小園パパと僕の5人でまわる。中は様々な展示物で彩られており、とわっちはママから借りたスマホのカメラを起動させ、とにかくシャッターを切りまくっている。
もう興奮状態なのか『館内は禁煙です。』と書かれた立看板すら連写している始末。これはただの注意書きよ。笑。
思う存分、高知城天守閣を余すことなくパパラッチしまくっている。とっても嬉しそう。来たかいがあったね!
長男坊とサホ様は走り回るので最終的に小園パパに面倒を見てもらい、とわっちと僕はじっくりと歩みを共にする。
特に二人が歩みを止めて熱く語らいあったのは高知城を含めた周辺の様子を再現した立体模型の前。
鷹城(瓦のグレーと漆喰の白が鷹を彷彿とさせることから名付けられた高知城の別名)と呼ばれるこの平城を我々が攻めるとしたら、どのように攻略するかの軍議が始まった。笑。
『南から攻め上がる!』
『いや東からの方がいいのでは?』
『うーむ。この黒鉄門はどうしても破れんなぁ。』
おそらく周りから見たら違和感しかない二人組だ。
僕がレクチャーしているならいざ知らず、おじさんと小学2年生がどう攻めるかを同等の目線で食い気味に話し合っているんだから。笑。
いや、違和感とかいうオブラートはやめて、はっきり言って贔屓目なしにどう見てもちょっとキモい二人組だろう。めちゃくちゃジェスチャーしながら喋ってるし。(ごめん!とわっち!笑)
僕らの後ろで様子を見てた姉ちゃんがTwitterで『今、目の前でずーっと城の攻め方を語り合ってるおっさんと子供おるねんけど!邪魔!#高知城』などというくだらないツイートしやがる。
だからおまえのTwitterフォロワー数は18人なんや!
そのフォロワーも、もうアカウント名すら読むこともかなわんような言語が並んだ国の外人を入れての18人や!そこをわかっとけ!
今日の天気予報リツイートしてるほうがよっぽど価値あるわ!
(このTwitterのくだりは完全な僕の脳内フィクションです。すいません。)
そんな感じで天守閣を大満喫してくれたとわっち。僕もとわっちがいたからこそ今まで感じたことのない充実した高知城巡りができました。本当にありがとう。
高知城を後にした我々は日曜市で昼前に買い食いしたのもあって、お昼過ぎてもお腹がすいていない。
一応。。。と思いひろめ市場へと足を運ぶも案の定、爆裂に込み合っている。やっぱりひろめ市場はすげぇ!!ここに高知の観光客の大半が集結してるんではなかろうかというほどの人だ。
子連れの9人なんて当然、座れそうもなくひろめ市場を後にすることに。
まぁ昼飯なしで早めの夜ご飯でいっかぁなんてことになり、軽食だけ買って帰路につきがてら僕の職場であるヤシィパークで食べようと言うことに。
軽食には高知が誇る弁当屋『如月』でチキン南蛮弁当を購入。果たして軽食なのかはわかりませんがやっぱりコレも食べといてもらいたい高知の名物です。
ヤシィパークに着き、案内すると『めちゃくちゃええとこやん!こんなとこでべっちゃん働いてるん!?ええなー!!』とみんな大絶賛。
『ほんとそうなのよ。ビューは100点なのよ!!ビューは!!笑。』なんて話ながら、海風がビュービュー吹き荒れるボードウォークでチキン南蛮弁当を食べる。さっむーーーー!!!笑。
余りの海風のキツさに耐えかねたので安芸市内原野にある『なす公園』へ。
長い長い滑り台はもちろん遊具も豊富。高知県下の公園でも間違いなく最大規模を誇り、いつ行っても利用者がほとんどいないという最高の公園が『なす公園』だ。昨年は猿が出没し、一時の間、利用禁止になっていた。人が頻繁に利用するであろう公園ではありえない珍事だ。笑。
ここで思う存分、子供達には身体を動かしてもらう。そうすることで夜はスコンッと寝てもらう作戦だ。笑。
それはそうとこんな立派な公園はほんとに高知に来てよかったと思う要素のひとつと言っても過言ではない。子供との時間を過ごすには最高のアイテムだ。お金もかからないしね。笑。
ファミリーで来てくれた方には絶対、高知の公園に連れていってあげたいと思う。まだまだオススメの公園たくさんありますんで。
思う存分遊んで陽が傾きかけてきたので安芸市のおばあちゃん家に帰宅することに。
今日の夜ご飯は高知名物『皿鉢』だ。安芸市の老舗『寺尾鮮魚店』さんに依頼。ここはとにかく魚が美味しいのでオススメです。
鰹のたたきを中心とした刺身盛りと子供達向けに揚げ物たっぷり、海老たっぷりの組モノを。
僕はもう見慣れてしまってなんとも感じないがやっぱり県外の方からみたらとてつもなく豪華に映るようでみんな感嘆の声をあげてくれていました。
これまた大人も子供も『美味しい!美味しい!』とたくさん食べてくれ、とっても嬉しい!
ひぃおじいちゃんひぃおばあちゃんも一緒に食卓を囲み楽しい2日目の夕食となりました。
今宵も子供達は作戦通り早々に寝落ちしたので大人たちも深夜まで大人トークを楽しみました。
2日目おしまい。