こんばんわ!
古民家暮らしを始めたべっちゃんです。
前回のキッチンリフォームに続き今回は水回りつながりでお風呂のリフォームについて書いていきたいと思います。
築40年の狭小住宅のお風呂の現状
これまた年代物の昭和チックな浴槽。
確か実家のお風呂も壁の半分だけタイル張りみたいな感じだったなぁ。。。
この時代の流行りだったんだろうな。
床のタイルや玉石タイルも昭和感が漂いますね。
僕、個人的にはこの感じは全然、好きなんですが、いかんせん浴槽が小さい。
昔の浴槽ってこうなんですよね。
狭く深い。。。なんでなんだろうか。ええことあるんかしら?なんて思って色々調べてると昔の浴槽のメリットなんかもわかったので書いておきますね。
【メリット】
・肩までつかりやすい
・湯が冷めにくい
・浴槽が小さい分、体を洗うスペースが広い
むむむ。。。確かに言うこともわかる。。。
この浴室を見ても浴槽が小さい分、他のスペースが広い。
その証拠に浴室の中に洗濯機を設置するスペースすら確保されているのだ。
スゲー。。。確かに風呂の残り湯とか利用するのも簡単そうだし、排水も浴室と一緒にしてれば簡単だし。
が!しかし!!
僕は足を伸ばしてお風呂に入りたいんじゃ~!!
今まで賃貸で暮らしのお風呂はお世辞にも広いとは言えず177cmの僕は三角座りを少しだらしなくしたくらいの格好でしか浴槽につかることができなかった。
足を伸ばしての入浴は小市民のべっちゃんにとっては憧れだ。笑
このままの浴室で浴槽だけ変えて使えないだろうか。。。悩むな~。。。
なんてリノベ前は考えていました。
しかし。。。奥さんの登場である。
どうやら奥さん知り合い(建築士)からの情報によると家の北東に水まわりがあるのが家相?風水?的によくないらしい。
中国で生まれた家相?風水?
ん??もう一度、うちの間取りを確認しよう。。。
えぇ~~~!!!!
これ以上ないくらいお風呂、北東ってるやん!!
いや待てよ!!
洗面所、風呂、トイレ、水回り四天王のうち3人も北東におるやん!!
40年前に建てた前も持ち主さんは風水とか家相とかそんなん考えんかったのかしら。
僕らなんかより昔の人のほうがそういうの大事にしそうなイメージやったけど。。。
とにかくここで現れたのです家相?風水?が!!
歴史を見てみると平安京を守るために北東にはあの高名な比叡山延暦寺が頓挫している。
家康が築いた江戸を守るために同じく北東には家康自身が神となり祀られている日光東照宮が置かれている。
とにかくイニシエより北東方向は鬼門とされ、そこを抑えることは最重要だと考えられていた。
他にも細かい話をすれば北東の鬼門の真反対にある南西の裏鬼門なんかもきっちりと抑えないといけないのだ。京都の南西には石清水八幡宮。。。江戸の南西には久能山東照宮。。。
しかしだ。。。
京都の平安京や江戸の街ならまだわかる。。京都には天皇もいるし、江戸には幕府の中枢がある。絶対、死守しないといけないから。
高知県の田舎にある小さな市。わずか25坪の狭小平屋ボロ古民家。
。。。その法則に乗っからないとダメなんでしょうか?涙。
北東には新興宗教の建物、南西には地元の神社あるよ。
なんならご近所さんにキリスト系?新興宗教の建物もあるよ。
おそらくそこの人がポストにありがたい聖書の一説入れてくれてるんだよ。これで守ってもらえないかしら?
いや確かに鬼門からやってくる鬼から守ってもらいたいよ。
よく研いだ堺刃物の包丁はあるけど日輪刀も持ってないし、深呼吸はできるけど全集中の呼吸もできないし。。。
でもよ。
今はそれよりも自分の財布を守らないといけないわけ。
なんとかならんもんでしょうか。。。
お館様(奥様)。。。
べっちゃん。。。却下だよ!
ハハッ~~~~~~m(__)m
結果的には昭和レトロな床も深く狭い浴槽もとにかくお風呂はすべてフルスケルトン。
なんにもなくなりました。笑。
そして、家相?風水?の教えに乗っ取り大幅に移動することになりました。
さぁここからお風呂を新調することになったんですがこのお風呂選びも大変で。
オーダーメイドでお風呂作りなんてのは予算的に到底無理。
五右衛門風呂やヒノキの風呂もしくはライオンの口からお湯が出てくるやつちょっと憧れてたんですけどね~(笑)
選択肢は一択のユニットバス
古民家なのになんか雰囲気違うな~なんて言いながら。
ここからユニットバスのお勉強が始まります。
TOTOやリクシルなどお風呂メーカーの展示場に足を運んだり、カタログを何度も見たり、リノベーションの雑誌を熟読したり。。。
そこで発見したのがユニットバスなんですけどハーフユニットバスという代物を発見しました。
普通のユニットバスというとこういうイメージ
(TOTOさんHPよりおかりしています)
ユニットバスはみなさんご存じ通り、すべて工場で生産される。大きな浴室の箱の中に浴槽やパーツを設置していくスタイルで良心的だし、水漏れの心配なども少ない。ただデザインに関しては既存のものしかできないのでその辺がデメリットだ。
そこでこのハーフユニットバスだ。
(TOTOさんHPよりおかりしています)
フルオーダーするほど費用も掛からず、浴槽と床のセットだけ購入。もちろん浴槽や床の性能は申し分ない。浴室の壁は現場で職人さんにヒノキを張ってもいいし、タイル張りにしてもいい。
まさにええとこ取りのハーフユニットバス!!
これや!!絶対これがええ!!
奥さんと二人で大盛り上がり。
木よりタイルのほうがええね~!なんかオシャレなタイルとかがええね~!なんて。
いろんなお風呂のリノベを調べたりしてイメージを固めていく。
例によっていろんなお風呂の写真をスマホにとりだめてさっそく建設会社さんに相談。
我々夫婦:『ここのコレで。。。こういうタイプのタイルを。。。ここに出窓を。。。』
担当さん:『これは絶対やめとき!タイルは割れるし、水が漏れてすぐ替えないとあかんようになるで。ハーフユニットも何件か施工したけど結局、ユニットバスがコスパと耐久性がずば抜けてええから!』
むむむ。。。
僕が一番大好きな現場力に裏打ちされた実績。
これほど信用できるものはない。
でもオシャレなお風呂が。。。
色々と話し合ったり、相談したりしましたがこの会社の担当さんには絶大な信頼を置いていたので結局、普通のユニットバスになりました(笑)
古民家には似つかわしくないかもしれませんが機能性と利便性を重視してべっちゃん家はユニットバスを導入することにしました。
メーカーさんのショールームに行って打合せ。
僕は荒れ狂う次男坊の面倒をみて、長男坊はあろうことか子供が遊べるスペースみたいなところで爆睡中。
なので中のデザインやサイズなんかは奥さんがすべて決めていました。
極力、シンプルでとにかく掃除のしやすいようにと主婦目線でやってくれました。
これが現物。
ほんとに箱ですね(笑)
僕のお気に入りはこの床。
柔らかくて足さわりもイイし、なによりあったかい。オススメですよ。
古民家と最新のお風呂というハイブリットだと勝手に思って満足しています。
今回はサクッとお風呂リノベーションについて書きました。