高知で田舎暮らし始めましたブログ

大阪生まれ大阪育ち。生粋の大阪人。そんな僕が念願の田舎暮らしのため家族を連れて高知県へ移住。その中で思うことをつらつらと書いていく田舎暮らしブログ。

地域おこし協力隊を卒業生が語る協力隊のあれこれ。2年目編。

こんばんわ。

 


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高知で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

前回に引き続き、地域おこし協力隊2年目のことをツラツラと書いていきたいと思います。

 

 

 2年目 仕事

 

 

1年目でだいたいの仕事のやり方や職場の温度感なんかがわかった。

どうやらある程度は認められて、変化させてほしいみたいな感じが周りの人たちからも感じ始めた。

さぁそろそろ色を出し始めてもええんじゃなかろうかと思い、2019年5月に僕が主になって企画から運営まで実施する期間限定のランチメニューをやりました。 

これは田舎でよくありがちな補助金使ったり、あまたのボランティア使ってのイベントみたいなものじゃありません。

 

今ある経営資源に僕をプラスさせただけのいたって負荷の少ない、継続可能なモデルにしました。

 

結果は大盛況で売上もバッチリ。この5月は事業者創業以来、過去最高の売り上げをたたきだすことに成功しました。パチパチ。

 

しかし、そうは問屋が卸さないわけ。

 

市役所では『売り上げがあがったのはええことだけど、君が前に立って活躍してもしょうがないじゃない。事業者さんをやる気にさせて、事業者さんが企画や運営ができるようにあくまでサポートに徹しないと!』

 

事業者のほうももちろん店長や管理職の皆さんは売上があがったことに喜んでくれましたが従業員の方々から『こんなに忙しくて給料が同じだなんて無理!無理!ちょっとかんがえてもらわないと。。。』

 

 

う~ん。

 

 

確かに言うこともわからんでもないけど。。。(苦笑)

 

自分は前には出ず、皆さんのやる気をアップ!それから売上もアップ!さらに働いてもらう人にもそんなに負担をかけないなんてそんな魔法みたいなことできる人いるんやろうか。。。

 

この出来事はさすがに僕のモチベーションを一気に下げました(笑)

これ以降、僕は自ら前に出て仕事することを禁じました。確かに協力隊なんてのはあくまでサポーターですし、事業者さんは事業者さんのやり方がありますからね。

 

だからって仕事の手を抜いたわけじゃないですよ。市役所の方々や事業者さんに相談されればちゃんと答えますし、仕事もします。

 

お料理のクオリティーは当然、納得できるまで作りこみますし。

 

ただ、受動的に。

 

これはほんと勉強になりました。今までの人生でこんな受動的に仕事したことはなかったので。

 

20歳で働いた会社も自分のやりたいようにやらせてくれる部分もたくさんありました。その代わりめっちゃ働きました。

 

イタリアンの修業時代も先輩なんか無視していろんなことをやらせてもらいました。

その代わりめっちゃ働きました。

 

カフェを開業したときなんかもう働きまくりですよ(笑)

 

でも苦じゃなかった。

しんどくても楽しかったんですよね。それだけ熱を込めて没頭できてたんだと思います。

 

36歳になってからの初体験。

このタイミングで一度、受動的に仕事をすることを神様が僕に与えた試練なんだと思ってやってみるとこれまた、いろんな世界が見えてくることもわかりました。このへんはお世辞じゃなく、嫌味でもなく、本当に勉強になりました。

 

 

話はだいぶそれてしまいましたが、今回のランチメニューで唯一の救いは『喜んでくださるお客様がいらっしゃった』ということでした。また食べたいとお声かけいただけた方もたくさんいてほんとにうれしかったです。

 

とまぁ仕事の面では新年度早々の5月にどえらいカルチャーショックを受けるところから始まりました。

 

 

2年目 プライベート

 

 

プライベートのほうを書いていきます。相変わらずプライベートは引き続き超順調に子供たちとの思い出をたくさん作れました。

 

1年目の時は家族だけだったんですが2年目からは僕が保育園の役員なんかになったり、奥さんに保育園のママ友が出来たりして家族ぐるみで遊んでもらえるファミリーが増えたことが大きなポイントでした。

 

みんなでBBQしたり、キャンプに行ったり、遊びにいったりと家族だけではない楽しいイベントが盛りだくさんの2年目プライベートでした。

 

また、最近、ご無沙汰しております古民家ブログ。

この小さな小さな古民家をゲットしたのも協力隊2年目になります。

 

やはり、人生で一番大きな買い物なのでやっぱり印象的でしたね。地域おこし協力隊の現役で家を購入しちゃった人っておそらく結構、少ないんじゃないかと思います(笑)

 

家作りはほんともう苦しく、楽しい思い出が詰まっています(笑)

 

奥さんと連日連夜、数カ月にわたりことあるごとに子供たちが寝てからミーティングをかさね、あぁでもないこでもないと意見が行ったり来たり。もうね。とにかく眠かった(笑)

 

家のリノベが始まってからは毎日、現場を見に行ってました。ほんと毎日欠かさず。

その場でここをこうしてくださいって大工さんにお願いすることも多かったし、担当者さんに連絡して相談することも度々。とにかくたくさんたくさん時間を割いた家作りは苦しくて楽しかったですね。

 

おかげさまで今は満足して小さい小さい古民家を満喫しています。

 

 

2年目 総括

 

 

もうここまで読んでもらったらわかると思いますが仕事はけっこう序盤にそんな出来事があったのであがるわけでもなく、さがるわけでもなく、縁の下の力持ちというポジションを経験する1年になりました。これはほんとに初体験。

 

プライベートはやっぱり高知に来てよかったおもえることばかりで、ますます高知移住希望者の方を押しまくってました(笑)

 

 

さぁ次はいよいよフィナーレであります、3年目に続く。。。