こんばんわ。
高知で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。
今日は古民家最大の難敵である暖房について書いていきたいと思います。
古民家といえば断熱機能ががあまりにもなさすぎる。
木製の窓なんかは雰囲気がいいけど隙間風が。。。
などなどネガティブなご意見をよく耳にします。
そこで今日はべっちゃん宅の古民家の暖房事情についてお話していきたいと思います。
断熱について
古民家ってどれくらい前に建てられたものを言うのか定義ははっきりわかりませんがべっちゃん宅は約50年くらい前に建てられており、100年や200年といった古民家大先輩らに比べると足元にも及びませんが、十分に昔ならではの工法で建てられておりました。
古民家の醍醐味である梁なんかはプレカット(工場で正確にカットされた木材)ではなく大工さんが現地で合わせながら建てるタイプのもの。
そして、断熱の多くを占める壁についてもこんな感じ。
竹を編み込んで土を塗るタイプの工法で作られておりました。
おそらく古民家の多くはこの手の感じで建てられているかと思いますが。
当然、今の高気密断熱構造の家と比べれば寒いのは当然。
でもやっぱり古民家が好きなんだったら寒さは多少、我慢しても古民家暮らししたいですよね。それが古民家愛です(笑)
べっちゃん宅はできる限りの対策を工務店さんに講じてもらうことにしました。
壁と柱や梁だけを残したほぼスケルトンリノベを実施したので壁という壁、床という床にはカネライトフォームを。天井という天井すべてにグラスウール系の断熱材を入れてもらいました。
窓に関してはさすがに木製ではなかったものの、昔のアルミサッシの窓はそのまま使用し、新しく窓をつけるところだけ新調しました。
昔のアルミサッシの窓はガラスも薄いし、隙間風は今の最新窓に比べたら全然、入ってきます(笑)
それでも壁や床、天井に断熱材を入れまくってもらった効果は非常に大きい。
ザ・古民家と比べたら雲泥の差ではないでしょうか。まぁそのぶん味のある土壁なんかは見えなくなってしまいましたが。。。まぁどこを取るかってのは住む人の好みなのでそこは割り切って考えましょう。
ちなみに僕だけの感想ではなく、べっちゃん家に遊びに来てくれるお友達からもそこまで寒いと言われることはありません。
さてこれで建物自体の断熱は予算のかぎりやれるだけやった。
次は暖房事情についてだ。
最初に言っておこう!べっちゃん宅の主力暖房は薪ストーブだ。(もちろんエアコンは各部屋に装備しているので暖房も使えるがほぼ使うことはない。)
薪棚作りから始まり。
今なお薪富豪になるために奔走中だ。
なんでも今年はコロナの影響でキャンプする人が増え、キャンプといえば焚き火ということで薪が売れに売れ、飲食店さんなんかが薪の値段が上がってしょうがない!!なんてニュースがやっていました。
まぁ何週も連続で値上がりしているガソリンなんかよりは全然、マシだと思うんですけどね。
そんな薪話もしつつ、なぜ、薪ストーブなのかといいますと。。。
かっこいいから!!
やっぱこれにつきるでしょ~(笑)
でもね。古民家というかべっちゃん宅にはこの薪ストーブでの暖の取り方がぴったりなんです。
通常、お家に薪ストーブを設置する際、かならず設置する床を薪ストーブ用に仕上げてもらわないといけない。とんでもなく熱くなるし、とにかく重いのでフローリングに『はい!置きました!』とはならないんです。
しかし、べっちゃん家はほぼ土間。
コンクリート土間なので燃える心配もなく、強度もOKなのでそのままストーブを設置できるのだ。
他にはせまーい平屋だという点も。
なんと部屋の扉さえ開けていれば、全部屋がこの薪ストーブひとつで暖かくなるという効率の良さ。
後は大量の薪をストック出来る場所もある。
以上。
まとめると
1、かっこいい。
2、土間だから。
3、狭い平屋だから。
4、薪を置く場所があるから。
この4点が揃ったらもう薪ストーブしかないですよ(笑)
次のブログでは薪ストーブの選定について書いていこうと思いますので楽しみにしててくださいねー!!