田舎暮らし。高知の夏祭り。ショッキングな屋台。
高知県内でNo.2の人気を誇る花火大会が僕が住んでる香南市で開催された。
というか市役所が運営のメインをやってるので事前準備のお手伝いなんかを少しお手伝いさせてもらったりした。
大変ですねー!こんなイベントを市役所の職員で運営していくのは。市役所の職員ってこんなことをやってるんだぁと改めて色々と気づかされました。
お祭り当日はお休みをいただき、家族でしっかりと楽しませていただきました。
サングラス姿の次男坊。
とにかくきょろキョロキョロ長男坊。
お祭りの中心会場となる舞台では8月9日から開催されるよさこい祭りの前哨戦のような形で数組のチームが躍りに興じ、他にも地元有志による演奏やダンス、歌などが披露されいい意味での田舎の良さが出ている催しでした。
そして子供たちにとってはお祭りといえばやはり屋台。
会場内にはたくさんの屋台が立ち並びお祭りの賑わいを演出してくれています。
そこで長男がこれやりたい!!と猛プッシュがあった屋台がこちら。
なにかわかります??
うなぎ釣り。
割り箸にミシン糸を巻き付け、針がついている代物。笑
僕はこんなもんどないして釣れんねん!!って思わずお兄さんに突っ込んでしまいました。笑
なんでもエラに針を引っ掛けて暴れるうなぎをいなしながら勢いを殺してその隙にさっと上げるらしいです。笑
しかも2500円払えばうなぎ釣り体験+うなぎの蒲焼が付くというスゲー売り方。笑
まぁとにもかくにも田舎のお祭りはなんだかとっても楽しいです。
大阪では味わえないようなクオリティがとっても新鮮です。いろんな地元の人の協力の下開催されるお祭りはこれからもどんどん続いていくとええやろなぁと思います。
田舎暮らし。保育園の先生と飲み会に。。。
タイトル通りのお話です。
長男の保育園の先生方と夏祭りのお疲れ様会ということで飲みに行ってきました。
園長を筆頭に先生方もズラっと勢揃い。
保育園御用達のお店で始まった宴はざっくばらんに繰り広げられました。。。
こんなことあるの!?!?
僕の正直な感想です。笑
大阪時代にはあまり育児なり保育園なりに関わることが少なかった僕ですが『先生方とは適度な距離感で』みたいな雰囲気というかルールもあったのではないかと思います。
まぁ仲のいい先生には『彼氏がおんのか?』『結婚はまだせんでええ!』『しっかり遊べ!』とかそれくらいの話はしてましたが一緒に飲みに行くなんてことはまぁ考えられなかったでしょう。
それが先生も保護者もがっつり集まっての飲み会。
なんか僕も息子の担任の先生と飲むという感覚が新しすぎて何を話していいかわからん。接客業経験者としてはなんとも情けない感じでした。
その後、当然の流れで二次会へ。
さすがに年配の先生方は帰られましたが若手の先生と数人でカラオケに。。。
しかも保護者参加者はお父さんばかり。つまりおじさんたちと若い女性の先生だけ。
なんかもう合コンの後の二次会カラオケみたいな感じじゃないですか!?笑
若手の先生もよくこんなおじさんたちに付いてきてくれるなぁと。それどころか『カラオケいきましょー!!』とノリノリ。笑
高知県民はとにかくみんなで盛り上がって楽しむのが好きなんでしょうね。
カラオケ終わりに僕は帰宅しましたが、日をまたいでいるにも関わらず新しいお父さんも加わってさらに三次会へ。。。
朝まで行くぞー!!!と大盛り上がりで夜の町へ消えていきました。
すごいですねー!!高知県。
聞けば、保育園だけでなく、小中高とどの学年でも先生と保護者の飲み会は繰り広げられているらしいです。まぁそうやって先生と保護者の信頼関係が形成されていくんでしょうね。
大阪ではまずあり得なかったこういうお付き合い。
やれプライベートの遵守だったりやれ特定の保護者と仲良くなってはいけないなどのルールがある世間とは完全に真逆をいく高知の現状。これはある意味回り回って最先端なのかもしれませんよね。
これからはこういうお付き合いにも馴れていかないといけませんね。
しかし、やっぱり息子の担任との会話は最後まで悩むと思います。笑
地域おこし協力隊の僕が高知最大の観光スポットについて考察してみる。
いよいよ梅雨明けか!?
高知県も30℃近い気温が続き、海水浴シーズン突入しました。
人がいねぇ!!!
全然、人がいねぇ!!!笑
まぁ田舎だがら人がいないってのも当然なんですが全国的にも海水浴客ってのは年々減少傾向にある。
データによると1996年から2016年の間で海水浴利用客は2820万人から730万人へと減少しているらしい。
そりゃそうよね。
だって海にいかなくてもめちゃくちゃレジャー増えたもんね。ベタつくし、砂で汚れるし、クラゲに刺されるしなんてリスクを考えてたら海ってけっこうマイナス面ばかり目立っちゃう。そもそも日焼け嫌な人多いしね。
おんなじ自然なら川に行った方がマシだし、プールもそう。オシャレなナイトプールなんてのは若者がこぞって行ったりするしね。
しかし、今日は海水浴の考察なんで色々と考えてみようと思う。
僕が20代前半の頃は夏と言えばまだ海水浴だった。
大阪から近い人気の海水浴といえば2つ。
1つはチャラチャラ系の聖地。
兵庫県にある【須磨海水浴場】だ。1シーズンに80万人がくるというマンモス海水浴場だ。色黒のイケイケ兄ちゃんやキレキレのビキニギャルが集まるナンパな空間。海の家もそうだがDJがイベントやったりとにかくパーティー要素満載。当然、ナンパしなくてどうする!?みたいな雰囲気が溢れ、まさにクラブに来た!みたいなノリの海水浴だ。当然、普通のお客さんもいらっしゃいますけど当時はとにかくチャラい海水浴でした。笑
もう1つは美しい砂浜が人気。
和歌山にある【白良浜海水浴】だ。こちらも1シーズンに60万人が訪れるという人気の海水浴場だ。とにかく砂浜が美しい。わざわざオーストラリアから白い砂を輸入しており、海岸清掃も行き届いていてとっても綺麗。そして海も沖縄には及ばないが綺麗なエメラルドグリーンが特徴。そして嬉しいのが白良浜周辺には温泉施設がたくさんあったり、美味しい海鮮が食べれる店もそこそこあった。
僕はチャラチャラ系は苦手だったので夏になればこちらの白良浜に毎週のように遊びに行っていた。片道3時間ほどかけて。
ここで【白良浜】と【ヤシィパーク】の海水浴場の比較検討をしてみたいと思う。
ちなみにヤシィパークの海水浴客は正直、わからないですがヤシィパークは道の駅とも隣接している施設なのでそこへ立ち寄ってくれる人も含め年間で30~35万人そこそこ。なのでその中で海水浴客としてみてみるとなんとなく利用客数も見えてきそうだ。
まずは単純に【海水浴場】の比較をしてみよう。
【白良浜】は前述の通り、とにかく美しい。海もそうだがとにかく海岸の美観が素晴らしい。僕らが朝早く白良浜につくと決まってゴミ拾いをしていらっしゃるスタッフがいた。ボランティアなのかシルバーさんなのかわからないがとにかくマメに清掃活動をしているなぁという印象。
【ヤシィパーク】は海は美しいが海岸の美観はまるでダメ。砂やら砂利やら石はもちろん雑草だらけで景観もないもない。海開き前に地元の企業やボランティアが清掃活動を実施するが日頃のメンテナンスはまったくだ。
言っておくが和歌山の白浜町も大概の田舎。人口はわずか2万人程度だし、町の80%以上が森林という典型的田舎の代表格である。しかし、県や町をあげてこの白良浜を観光地にしようとしているんだろう。砂を輸入したり、ゴミ拾いや除草作業など海岸管理にお金をかけている。こういった点で間違いなく白良浜が圧倒的に優れている。
次は【交通の便】だ。
【白良浜】は大阪からだと車で3時間。電車もあるがこちらも3~4時間かかる。白浜駅から白良浜最寄りのバス停までも10分。とにかく遠い。高速ができる前なんて大阪から車で5時間くらいかかっていた。
【ヤシィパーク】は高知市内からは車で40分。しかし近隣の県からだと3時間で来るのは無理。高知駅から最寄りの夜須駅まで電車だとこちらも40分。しかも目の前が海水浴だ。
白良浜は大阪や奈良、三重なんかからも海水浴客が訪れるがヤシィパークはほぼ高知県内客だろう。もちろん旅行客が旅の途中に寄ってくれたら最高だが果たしてそれほどの効果も期待できそうない。
ただ、高知県内におけるヤシィパークの立地は最高だ。しかし商圏としてみるならばやはり白良浜に軍配があがる。
次は【周辺施設】
【白良浜】は海の家というものがなかった。しかし、周辺にはご飯どころも多いし、温泉施設、宿、コンビニなんかも充実しているいわゆるリゾート海岸だ。道路も南国っぽく整備されており綺麗な印象だ。車で少し行くとめちゃくちゃ巨大な施設『とれとれ市場』があるのも大きいだろう。週末ともなると海水浴客だけでなくすごい人でにぎわう白浜町屈指の観光スポットだ。
【ヤシィパーク】も海の家こそないが道の駅エリアにはカフェや海鮮が食べれる店がある。宿の数は白浜にはかなわないが数件はある。ただ温泉施設なるものは皆無。ホテルがやってる大浴場くらいのもんだ。また『とれとれ市場』級の大きな観光施設といえば思い付くのは高知市内にある『とさのさと』くらいだがそれでも遠く及ばない。
とにかく白浜町でマネタイズさせようとする商売人根性はさすがだ。綺麗な海岸で海水浴するだけでなく、温泉にも入ってもらって、とれとれ市場で食事、お土産などしっかりお金を使ってもらう。なんなら宿泊もどうぞと。
厳密な収支はわからないがそういう攻めの姿勢は大事だなぁと思う。
一方のヤシィパークは施設自体は有名海水浴場にも決して引けをとらないが、いかんせんお金を使ってもらうシステムが弱い。もっというと海水浴に来た人に対してアピールできる武器をいくつも持ってほしい。
田舎のこういう人がいない海水浴場がいい!!って言う人がいるが僕はそうは思わない。
なぜならその人たちはおそらく【当事者】じゃないからだ。
その海水浴場に来るお客様からお金をいただいて生業として生きてる人がいるのだ。
地理的要因はどうこうしようがない。
しかし、もっともっと出来ることはあるだろうと。清掃活動にしてもお金を使ってもらうシステムにしても。
白良浜を見ても須磨海水浴場を見てもなにもどこにもできない超特別なことはやっていないように思う。真似できないスゲー技術力とか皆無でしょ。
なら何が違うの!?って考えるとやっぱり【熱】なんでしょうね。どれだけ【熱】を込められるか。
これからヤシィパークは生まれ変わろうとしている。何年先になるかまだ未定だが千載一遇のチャンス到来だと僕は思う。
こういう過渡期に携わらせてもらってることはとてもいい経験になるし、ワクワクする。
さぁ明日からまた頑張ります!
田舎暮らし。田舎にも活かせるマーケティングのバイブル本。
今、僕はこんな本を読んでいる。
なんだかこのタイトルや帯だけ見ると『仕事がしんどくなって病んだときに見る心の自己啓発本やん!よくあるやつやろ~』なんて印象を受ける。
正直、僕も知らずに書店で並んでいたら完全にスルーするようなタイトルだ。
なんでこんなタイトルにしたのか。おそらく、なにか意図があるんだろうしこの本を読み進めていけば答えが書いてあるのかもしれない。
なぜ、僕がこの本を手に取ったか。
それはこの本が森岡毅という人が書いた本だからだ。
本は作者で選ぶ。これは僕が一貫して行っている本選びの基準だ。
だから司馬遼太郎さんや池波正太郎さんの本は読みまくったし、ホリエモンの本なんかも読む。おもしろいと思った作者の本はとにかく色々、読んでみたいのだ。
他にも色々と選考基準は持っているが作者というのはことさら大きい。
さて。
よく聞く言葉だがいろんな意味があったり、いろんな解釈があって僕もよくよくわかっていませんでしたが、ある本に出会い思考がすっきり。
マーケティング=モノが売れる仕組みを作ること
やっぱりね。
物事は究極にシンプルにしたほうがわかりやすいんですよね。いろいろつけるからややこしくなる。
今回、僕が紹介する本、いや紹介したい人はこのひと。
日本を代表するマーケター(マーケティングを生業としている人)森岡毅さん。
P&Gというシャンプーを販売している外資系会社に入社し、マーケティングを学ぶ。
USJにマーケティング責任者として入社、当時、経営難だったUSJを劇的なV時回復に導く。
現在、【株式会社 刀 】の社長。最近では丸亀製麺と協業し成果をあげている。
とまぁ詳しいことは【刀】のHPなどを調べてください。
僕がこの人を知ったのはテレビだ。
2014年、僕の大好きな番組【プロフェッショナル仕事の流儀】でUSJ再建に腕をふるうナニワの軍師として紹介されていた。ちょうどあのハリーポッターがオープンされる頃でその奮闘紀が描かれていた。
マシンガンのようにしゃべる様はまさにコテコテの関西人。
しかしそれだけではなく行動力、実行力などがテレビを通してでも伝わってきてなによりエンターテイメントを少しでも理解するため自宅に帰ってもゲームをしまくるという徹底した仕事人間ぶり。
あぁこの人は本物のリーダーでどこを切ってもUSJのために生きてるんだ。と感銘を受けました。
この森岡毅さんの放送回のプロフェッショナル仕事の流儀は僕の中では永久保存版で今でも見返したりするほどだ。
なんでこの人はこんなに真剣なんだろう。
森岡さんは今でこそ社長だがUSJ当時はあくまで雇われ社員。こんなスゲー会社員がいるのか!?と思った。
今もそうだが飲食業界の人材不足はもはや慢性的で特に個人商店にとっては死活問題だ。多聞に漏れず、当時の大阪で僕が経営していたカフェも人材不足に頭を抱えていた頃だった。
そんな当時の自分の状況もあって、このテレビを見たとき、経営が芳しくないUSJに入社し、こんなにも熱を込めて仕事をしている人物にめちゃくちゃ興味がわいた。
すぐに森岡さんの著書を買い、熟読した。
。。。おもしろい。
当時、この本は結構、話題になったビジネス本だった。
その後、続いて出版される本はすべて購入した。
最後の確立思考の戦略論の本なんて、何十回も読んでいるのになかなか理解できないところも多いが機会を見つけて読むようにしている。
とにかく何がかいてあるのかというとUSJで実際に森岡さんがやってきたことがそのまま書かれているのだ。マーケティングの知識はもちろんどうやってチームを育て、戦える集団にしてきたか。など実践における体験談がもりだくさん。だからおもしろい。
我々、大阪人にとってUSJというものはやはり特別な存在だ。
東のディズニーランド。西のUSJという自負がある。当時は肩を並べるのもおこがましいほどの集客力だったが。でも大阪にUSJが出来たというのは嬉しいことだった。
当時、大阪に住んでいた僕も18歳くらいのときだっただろうかUSJが関係者家族だけを招待してのプレオープンを期間限定で実施しており、僕もご縁をいただいてオープン前に入場させていただいた。作りこまれたセットや世界観に感激した。ウォーターワールドというアトラクションでお手伝いスタッフに選ばれ嬉し恥ずかしだったことも未だに覚えている。
そんなUSJがオープンして数年で水道や火薬の不祥事があったことも起因しているのかもしれないがみるみるうちに集客が減り、僕自身もそうだったし、周りの友達たちも『USJおもんないやろ~』という声が。20代の若者たちがもう遊びにもいかないし、当然デートなんかにももう使わんやろ~という意見が出てきていた。
もちろんディティールなんかは素晴らしいものがあったんですがほのぼの体験型のアトラクションが多かったというのが原因かもしれない。
僕らが絶叫マシーンに乗りたければナガシマスパーランドだったし、ネタ的な感じでいくならひらかたパークだったりと。他にも家族連れがいこうにも小さい子が乗れるようなアトラクションがほとんどなかったりとまぁ要するにUSJはそれら消費者の需要にに勝てる決定的武器がなかったのかも知れない。
そんなある日、確か入場無料チケットを誰かにもらったんだったか詳細は忘れてしまったがとにかく数年ぶりにUSJに行き、行列を作っていたのがハリウッドドリームというジェットコースターだった。あぁUSJにもこんな絶叫系のアトラクションができたんや~と。搭乗すると頭の後ろからドリカムの大阪LOVERが流れ、久々に行ってみてけっこう楽しかった印象がある。
そこからそのハリウッドドリームに少し手を加え2013年に森岡さんが【後ろ向きに走るジェットコースター】をオープンした。アトラクション待ち時間日本最高記録の9時間40分という途方もない数字を叩き出したことは大阪でも全国でもかなり話題になった。
その後、ハロウィンナイトにも遊びに行ったし、様々なコラボイベントにも行ったし、ハリーポッターにも行った。その後のUSJの盛況ぶりは見るに明らか。2016年10月には175万人を越える過去最高の来場者数をたたき出し、あのディズニーランドをも越えたんではないかとささやかれている。
僕はテーマパークなんてものは特別好きなわけではない。
しかし、まんまと森岡さんの術中にハマった消費者代表なのだ。笑
色々と書いてきましたがとにかくマーケティングはモノが売れる仕組みを作ること。
その中で人材の育成、チームワーク、数字、目標、広告、流通。。。様々なことを考えないといけないし、一点集中の力よりは広くモノを見れる、いろんなことを知っている人が向いているんだと思う。各分野の掘り下げはそれぞれのプロに任せればいい。
まさにマーケターはリーダーでないといけないということだと僕は思う。
経営難のUSJ。
再建を考える中、今まで当然テーマパーク運営なんてやったこともないが自分のマーケティングの能力を信じ、行く道を決める。こっちの道が正解なのか。そっちの道が正解なのか。わからないがそれでもリーダーは旗を振ってみんなに『こっちへこい!大丈夫だから!』と言わないといけない。
だから数字に熱を込めるんです。こっちへいけばこうなる!と明確な数字を使う。そして使ったその数字を達成するには本気で熱を込めないとできないのだ。と。
シビレましたね~!!
飲食店経営のときもこのマーケティングを少しでも実践しようとがんばってきました。
しかし、今、田舎に来て痛烈に思うんです。
森岡さんの本を読みまくって得た知識や知恵は、今、この時に使わずしていつ使うんだと。
またおもしろいことが始めれそうなのでこちらにもご紹介させてもらいますね。
田舎暮らし。乙女の涙。いただいちゃいます!?
女性の涙。
なんとも言えないですよね。
いろんな意味に取らえられる。
守りたい。
可愛らしい。
儚い。
打算的。
ウソ。
行動は涙を流すというひとつなのに。
さぁ今日の乙女の涙のお話はどんな意味なんでしょう。
目の覚めるような鮮やかな赤のドレス。
つややかでぷりっとしたスタイル。
あま~い大人の香りがただよう。
おぉ麗しのミランダ・カー。
一度でいいからこんなおねえちゃんと一緒に歩いてみたいです。
じゃなくて!!!
これ。
世界最高峰の辛さを誇る。
ペルーの山奥で作られる伝説の唐辛子じゃないですよ!!
実はコレ、こんな形のトマトなんです。
偶然、出来たといわれる変異種。
高知のある会社でしか取り扱いのない品種です。
見た目がめちゃくちゃ可愛らしいでしょ!?
この独特の形状から『スイーティア(乙女の涙)』と呼ばれています。
果実部のゼリー質が少なく、皮が厚くぷりっとした食感に。
糖度も高く、まさにおやつ感覚でパクパクいけちゃうおいしさ。
サラダやそのままでももちろん美味しいですが、水分が多くないのでデザートなんかにも使っていけそうなポテンシャルを秘めているトマト。
しかし、高級フルーツトマトのような位置付けなのでおいそれとは買えない値段であることも確か。
美味しいけどしょっちゅう食べれるもんでもない。
実は高知県はトマト栽培が盛んだ。
日照時間が日本でも上位に位置する高知県はトマトの栽培に適している。
高級フルーツトマトから大衆用のトマトまで数多く作られており、トマトにおいては最強の自負を誇っている県民だ。その証拠に日高村ではトマトのPRのため【オムライス街道】という観光を発信し、多くの飲食店が日高村のトマトケチャップを使ったオムライスを販売している。
とにもかくにも高知はトマト王国なのだ。
そんなトマト王国高知の新種、スイーティア乙女の涙を是非、見かけたら食べてみてください。欲しい方はいつでも連絡くださいね。
いざ大阪へ!!田舎で穏便に暮らす僕にゲストスピーカーのオファーが。。。
春先の3月。
ある日、一通のメールが届いた。
最近、使わない古いメールアドレスにメールが届いたので不思議に思いながらも開いてみた。
『ご無沙汰しています。高知でさぞ活躍されていらっしゃるべっちゃんさんに是非ともゲストスピーカーとしてお話ししていただきたいことがあります。7月15日に大阪へお話にきていただけないでしょうか。』
ん?
メールの送り主を確認すると懐かしい人物からだった。大阪にある大学の教授さんだ。
この教授さんは大阪時代、僕のお店の常連さんだった。残念ながら僕がお店を閉店する前に海外へ留学していたのでご挨拶もできないままお別れとなってしまった。
そんな教授さんから2年ぶりに連絡があったのだ。
しかも大阪へ喋りに来いと。
『いやいや教授さん。僕、高知の田舎で穏便に生活しているただの田舎モンですよ。別に高知でまだなんにも活躍してないし、武勇伝なんて話せることないですよ。申し訳ないですが。。。』
というふうに丁寧にお断りしました。
しかし。。。
『いやいやべっちゃんさん。大丈夫です。とにかく話してくださいよ』と。
僕は矢継ぎ早に返信。
『教授さん。あんた教授でしょ!?もっとスゲー人いっぱい知ってるでしょ。どっかの社長だとか教養のある人とか。大阪にもいくらでもいるじゃないですか!やらしい話しますが僕が大阪まで行ったりすると交通費だけでも2万~3万くらいかかりますよ。』
それでも教授さんは『大丈夫です。べっちゃんさんのご都合に無理がなければよろしくお願いします。』
『そっそうですか。。。じゃあ。。。いっいきますよ!』
こうして僕の大阪行きの仕事が決まった。
しかし、肝心な【何を】話すんだ!?という課題がまだ残っている。
僕『あのー。具体的に【何を】話せばいいんですか?』
『話す相手は大学3年生。学生のケツに火をつけるような内容をお願いしたいんですよー。あと高知の話もしてください。私も聞いてみたいんで。なので前編は学生へ向けての話で後半は高知の話で。みたいな感じでお願いしますね。』
。。。めちゃくちゃざっくりやん!!!
この教授はいつもそうだった。
実はこの教授のオファーは今回が初めてというわけではない。
飲食店をやってた頃、ちょっと大学で話してもらえませんか?とか学生でお店貸しきりにするんで色々、勉強させてやってもらえませんか。などなど。
いつも内容は学生のためになるならなんでもいいです!といった感じだ。(このへんが僕がこの教授のことが好きな要素)
しかし、今はただ高知の田舎モンの僕。
2年ぶりにあの頃と同じようにオファーしてくるこの教授もなかなかおもろいおっさんだ。笑
もちろん受けたからには仕事は絶対に手を抜きたくない。自分が今できる最高の話を聞かせてあげたい。
その日からどんなことを話そうかと考え、思い付いたらメモに残す作業を続けた。
こういう時間は僕は好きだ。普段の生活をしていると自分が20歳頃のことなんて思い返すこともない。
どんなことを思ってたかなぁとか何をしてただろうかとか考えてるうちに余計なおもしろ話なんかも思い出して結局、何を考えてたっけ?みたいなことになることもしばしば。でもそういう時間も好きなのだ。
そんな感じで数ヵ月が過ぎ、話したいこともだいたい出しきったので次のステップへ。
それは台本を書くこと。
僕のプレゼンはここが1番大事だ。
実際に話す口調で書いていく。
丁寧な言葉も使うがほとんどがゴリゴリの関西弁。
一言一句、正確に自分で話ながらパソコンに打ち込んでいく。
【こうしたらええねん】
【こういうのはあかん】
【ほなどないすんねん】
【これおもろいやろー】
話の構成はもちろん、語句の選択、言い回し、話の間、ボケ、投げ掛け、質問に対する学生へのいじり方、はたまたどういうトーンで話すとかここは2回繰り返すだとかなど台本に落とし込んでいく。
今回、僕に与えられた時間は90分。
質疑応答などを除いても約60分は話さないといけない。60分1人で喋り続けるというのはなかなかハード。
だからここまで準備しても100%台本通りにいくことはない。
それでも準備しないわけにはいかない。とにかく不安だからだ。
多くの人を目の前にして緊張しないような肝っ玉の持ち主ではない。本番になると少なからず話が飛んでしまうのが関の山だ。
次は台本が出来たらいつも決まって実際のプレゼンを見る。
世界のプレゼン大会【TED】は必須だ。
日本人の動画は少々、少ないが外人のプレゼンを見ていると身振りや手振り、表情などはとても参考になる。もうひとつ【TED】の本があるのでそれを一通り、読みなおす。
他にも日本の講演家と呼ばれるような人の動画をYouTubeで見てみたりして、これを使おうとかここは台本書き換えようなど修正を行っていく。
この作業が終われば次は実際に話す。
最初は台本を見ながら
もちろん動画や録音を行い、見直し、聞き直し修正していく作業に入る。
今回は60分のトークを10本くらいは録画録音した。
さぁできることはやった。いざ大阪へ。
今回は初めてジェットスター。
いつも乗るANAのプロペラ機より断然いい。
飛行時間は20分ほどだろうか。とにかく離陸したと思ったら着陸体制に入りますとアナウンスが入り、あまりに飛行時間が短いので機内サービスもなし。
まもなく関空に到着。
その日は実家でのんびりと過ごした。翌日、いよいよ本番。
大学のきれいなホールだ。
学生が続々と集まってきた。総勢80名。
さぁいよいよ本番だ。
僕は今回のプレゼンもそうだが基本的に事前の配布資料なんかは用意しない。
パワーポイントで作られるようなスライドも用意しない。(作るのが苦手ということもある)
たまーにホワイトボードなんかがあればお粗末な字で殴り書きする程度。
もちろん資料を作らないといけないようなプレゼンなら作っていくが今日、話したいことはポイントの3つだけ。この3つさえ覚えてかえってもらえたらそれでいいからだ。
まさにおしゃべり1本の90分勝負。
こういうプレッシャーを自分にかけることで聞き手が飽きないように寝ないように食い付いてもらえるように話さないといけない状況を作る。
前でしゃべってるとほんとに皆さんの様子がよくわかるからダメだと思ったら違う話をしたり、用意していた話をしなかったりするのもザラ。
こんな感じ。(教授撮影)
前の素敵なスライド。
まったく手ぶらでくる僕のために教授さんが大好きなプロフェッショナル仕事の流儀になぞらえて僕のプロフィール画像を作ってくれたのだ。
こういういちいち芸が細かいところが好きだ。
あとはもうとにかく喋りまくるしかない。笑
幸いにも寝ているような人はほとんど見受けられなかったし、講義後のアンケートを見てもまずまずの手応えだった。久し振りに大勢の前で話すのはやはり緊張するし、準備がいささか大変だがあの真剣に聞いてくれている表情などを見るとやはり楽しい。
やっぱり僕はこの夢も追いかけていこうと思う。
講演の話や人前で話す機会があったらどんどん出ていってレベルアップしたい。ゆくゆくはいろんなところで講演ができるとええなー。
話は反れる。ここからは余談。
子供ころみんな好きな芸能人がいると思う。
特に1発屋の芸人が人気だ。我が子もその類いだ。
しかし、大阪の子供は違う。
幼少の頃から吉本新喜劇を見て育ち、おもろいおばさんおじさんに囲まれて育つ。
小学生ともなればこの芸人はどうやこうやと評論する子供達があらわれ、それが的確なところをついてくる。
中学、高校ともなれば何故この芸人は面白いのかなどネタの構成や喋り方を研究する。
それは1ファンとかいうものじゃなく、なんとかそのおもしろさを吸収して自分のおもしろさに活かそうとするようなイメージに近い。特に男は。
有名な話だが大阪ではなによりもおもろい男がモテる。顔は生まれつきなのでなかなか変えれないがおもろさは鍛えればなんとかなる。まさに大阪ドリームだ!
それにもれず僕も好きな芸人を見つけ、若手のころの動画を見漁ったり、ネタを書き出してみたり、テレビにかじりついたりしてよくよく追いかけた。
僕は【島田紳助】さんのしゃべりが1番好きだ。
賛否両論あるのはわかっているし、事実芸能界を引退させられたのは記憶に新しい。
しかし、島田紳助さんのあのしゃべりのテクニックはとてつもない。
紳竜のときのしゃべくり漫才も好き。実はあの漫才は一言一句すべて紙面に落としこまれていて計算に計算を重ねた漫才なのだ。
往年は司会者として場をまわす技術につきる。
前もって台本を読まないやゲストの情報を確認しないなど言われていた。
しかしふたを開ければまさに天下一品。深い話から超低次元な下ネタまでこなし、出演者を弄るテクニックなどスゴすぎるものがある。
こんな感じに話せたらなーと憧れ、大阪のお店ではどうやったら上手にお客様、複数人とワイワイ話せるようになるのかいつも研究していたくらいだ。
なんの話かというと大阪育ちの人間はある程度、他県の人よりも人前でしゃべれるんじゃないかと!?
それは幼少期の大阪文化にあると。なんやかんやと言われる大阪人だけどええとこけっこうあるんちゃうかなぁと今、書きながらそんなことを思い始めたので完全に脱線したブログになってしまった(笑)
田舎暮らし。お父さん目線の保育園行事。
シトシトと終わりのない雨が続く高知。
町内放送で避難勧告が響き渡り、どうも落ち着かないない。昨年の2018年、高知を襲った集中豪雨の惨劇は未だに記憶に新しい。
しかし、この日は奇跡的に天候に恵まれた。
子供たちの日頃の行いがいいからだろうか。もしくは松岡修造がこっそり高知に遊びにきてたんだろうか。どちらにせよ子供たちにとっては楽しみにしていたイベントが開催されるのだ。
保育園の夏、最大の祭典『夏祭り』である。
僕は大阪時代、息子の保育園行事には少しは参加していたがそれでも仕事優先でなかなか見に行くことはできなかった。
ところが高知に来て、まったくやったこともないクラス長なるものを引きうけた。
もちろん子供のためというのが1番の理由だ。もうひとつは日々、子供たちの面倒を見てくださっている保育園へのせめてもの奉公だ。
夏祭り1ヶ月前から代表の保護者たちは打ち合わせをし、買い出し、園児たちへのお手紙をつくったりとなかなか忙しく動いていた。
当日もテントの設置、什器の搬入、食材を袋詰めしたりかなりの仕事量。
しかし、なにより驚いたのが平日にも関わらず準備段階から保護者の参加率が異常に高い。さらにお父さんのほうが多いというのに驚かされる。
お父さんがこんなにも平日に休んで保育園行事に参加するものなのだろうか。
残念ながら大阪時代はここまでイベントの裏側を覗くことも叶わなかったし、気にもしていなかった。
保護者のお父さんに聞いてみると『高知では子供の行事だというと公民関わらず、わりと休みをくれるますねー。』という。
中には農家さんなどもいらっしゃるので都合をつければなんとでもなると言うが、とても感心した。
あぁ高知はこういう文化なんだと。
夏祭りが始まってみると近所の小学生からおじいちゃんおばちゃんまで老若男女が入り乱れて園内をウロウロ。大阪だと不審者対策として門を堅く閉ざしていることも多いなか、このフリー入場制。
別に特別、大したことはしてない。
300円くらいまでの飲食物と序盤に行われる子供たちのお遊戯やバザー。最後に保護者によるショーがあるだけ。
なんなんだこの集客数は?!
こうやって地域の人たちの繋がりが深いものになっていくんですね。
とにかく、今回、保育園行事の運営として初めて参加させていただいて【仕事を休んで子供の行事に堂々と参加できる】という素晴らしさを体感しました。
高知県。いいところですねー。