こんばんわ。
高知で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。
今日はお魚所高知でも珍しい、『魚を極める勉強会』に参加して来ましたので書いていこうと思います。
今からもう4年くらい前になるでしょうか。高知に来てからだったと思います。
YouTubeで『津本式究極の血抜き』と言う動画を発見しました。
宮崎県にある長谷川水産と言う会社にお勤めの津本さんと言う方が編み出した究極の血抜きと言う技術。
この技術を用いて、魚の仕立てをすることで魚の保存期間を通常の数倍に伸ばすと言う画期的な方法です。
津本式究極の血抜きの動画を何度も見て、実際に施してみたり、ダイレクトメールで津本さんに質問してみたりして、究極の血抜きの勉強を一人でこっそりと実施していました。
そんな津本式究極の血抜きの創設者である津本さんがなんとなんと高知県で実技講習を実施してくれると言う情報を聞き、これは絶対に参加せねば!!と思い、仕事を早退し講習会に馳せ参じました。
血抜きの仕方はもちろん、Youtubeではお話しされていないようなお話や市場や流通のお話など多岐にわたって幅広い知識を伝授していただきました。
ではこの究極の血抜きとは結局、どんなメリットがあるのかと言うことを挙げていきます。
メリット1、魚の保存期間を伸ばす。
何を言ってもこれに尽きます。
魚を置いておくと臭くなり、傷んできてしまいますよね。魚が臭くなる原因の最大要因は血液なんです。トリメチルアミンオキシドや活性酵素といった普通に生きていてら到底、聞くことはないであろう成分が原因で起こります。
これを究極の血抜きの技術では毛細血管レベルで洗浄、排出することができるんです。
そのような要因を取り除き、適切な処理をすることで魚の保存期間を大幅に伸ばすことができるのです。
メリット2、魚の熟成。
上記に書いた適切な処理を施すことで生魚でも1週間以上保存できるようになりその結果、魚の熟成と言う効果が現れます。イノシン酸や遊離アミノ酸類が増加することで魚の旨み成分を増加させてくれるのです。
今、高級なお鮨屋さん使われている『○○日熟成のブリです』『○○日寝かせた鮪です』といったような熟成ネタとの相性が非常にいいのがこの津本式究極の血抜きです。
メリット3、めちゃくちゃ手軽にできる。
本当に必要なのはホース一本でできちゃう手軽さ。魚の体の構造を理解すれば誰でも簡単にできちゃうのが津本式究極の血抜きのすごいところ。
講習会で津本さんもおっしゃっていました。
『このホースだけで100点の血抜きができます。しかし、120点の血抜きを求めるなら僕が販売している道具を買ってください!』と。
商売上手ですね〜。笑
でもほんとに釣り人が魚釣って家で食べるんです!っていう感じならこのホース一本で十分なんです。
ここまで読んで頂け方はもう絶対、やってみたくなりませんか??笑。
釣りなんていけないよ〜!って方はスーパーに売ってる一匹丸々の魚(さすがに切り身は無理)を買ってください。津本式究極の血抜きは釣りたて、つまり生きている魚の血抜きだけじゃなく、死んでから数日経った魚の血も抜けるんです。そこもすごい所なんですよね。
いや〜1時間30分の講習会でしたがほんとにアッという間に終わってしまいまして。
みんなしっかり質問もして、本当に有意義な時間を過ごすことができました。
講習会終了後、津本さんと記念撮影。
津本さんめちゃくちゃイケメンでしょ!しかも体型もすらっとしてるし。
こんな大人になりたい!!笑。
僕の魚の教科書にしている津本さんの著書にもサインをいただきました。
誰かにサインもらったことなんて僕の人生で2人目。
1人はバンドやってる小学校の同級生と津本さんだけ。笑
これからも技術を磨いて、美味しいお魚を食べれるように頑張ります!