を作ります!!
ということでロールキャベツ作りに乗り出しました。
なんでロールキャベツやねん!!ってなると思いますがこれは高知の素晴らしい食がきっかけです。
高知には和牛がいます。
一般的によく流通している黒毛和牛は霜降り、肉質、歴史、間違いなく日本が誇る最高峰の和牛です。かくいう僕も黒毛和牛の大ファンです。
しかし他にも和牛と呼ばれる牛が3種類いるのはご存知でしょうか。
その1つが褐毛和種と呼ばれる和牛です。
主に高知と熊本でしか生産されておらず和牛流通量のわずか0.1%しかないという激レアもの。高知県ではこの褐毛和種の和牛を【土佐あかうし】という商標でブランド化して売り出しています。
ところが高知県だとスーパーなんかにも売っているのでレア感はなかなか乏しいんですが大阪からやってきた僕からしたらなんだこの肉は!?ってなるわけです。
大阪ではまずお目にかかることは滅多にない代物だからです。
土佐あかうしの特徴を少し書いておきます。
『赤身がうまい』
A5とかA4とかいうお肉のランクってよく聞きますよね。Aっていうのは牛の歩留まりを示しています。歩留まりっていうのは一頭の牛からどれだけ食べれるお肉が取れるかということ。A、B、Cといったようにランクわけされています。
数字は肉質。
肉の色、脂の入り方、肉のキメ細やかさ、脂の質を5段階評価にしています。
土佐あかうしはこの肉質評価では【5】【4】はなかなかでません。
この評価基準は流通の大半を占める黒毛和牛に向いた評価基準だからです。しかし和牛流通基準なので和牛は等しくこの評価を受けるわけです。
なので土佐あかうしはいいランクに位置付けされた牛でもA3とかA2とかの評価が一般的。
ここで勘違いしないでいただきたいのがだから美味しくない!!ってわけじゃないってこと。
土佐あかうしの魅力はなんと言っても赤身にあります。
旨味成分であるアミノ酸が多く含まれていて肉々しい旨味が感じられるのが特徴です。
山間部で生産される土佐あかうしは【放牧飼育】が多いのも特徴です。大自然が残る高知で放牧される土佐あかうしは適度な運動と、ストレスを抱えにくい環境で飼育されています。
めちゃくちゃ使いたくなりませんか?
こんな貴重な食材!!
旨味の強い赤身が特徴なんだったらおもっきり手間隙かけた煮込み料理で使いたいと思い、ロールキャベツにしようと決めました。
ということで2日間、お店の厨房にこもりっぱなしで作ってみました。
もちろん中身は土佐あかうし100%のミンチを使用。
デミグラスソースには土佐あかうしのスジをフライパンでじっくりソテーしてから玉葱、人参、セロリなどの香味野菜と煮込み出汁を引きました。
濃厚で奥深いデミグラスソースはまさにこのロールキャベツとの相性抜群。
野菜はもちろん極力、高知県産を使用。
まさにオール高知で作るロールキャベツです。
こんなん食べたことないでしょ。
丸2日間じっくりと煮込んだロールキャベツは箸でも切れるほど柔らかく仕上がっています。
なかなか面白いことやってる協力隊でしょ(笑)勝手に作りたいメニュー考えて販売しようって言うんですから。
期間限定メニューとしてヤシィパーク内にありますカフェ【manamana】さんで販売します!!
5月20日(月曜日)~5月26日(日曜日)まで。