大阪の味が食べたいなぁ。
ふるさとを離れてみて気付いたことなんですが郷土って味との結び付きがとっても強い。
大阪出身の僕は
『あー551の豚まんが食べてぇ!』
『やまちゃんのたこやきが食べてぇ』
『かすうどんが食べてぇ!』
なんてよくよく思い出します。
昔、僕のお店でも出身地の味を食べようみたいな企画をお客様たちとやったことがありました。
北海道からは【魚漬け】【ジンギスカンベルのたれ】
秋田県からは【サラダ寒天】
新潟県からは【のっぺい汁】
などなど。
地元ならではだったり、自分家の味みたいなのを再現してもらったり。
みんなでワイワイしながら『こんな料理があるんやー!!』『これはええねー!!』なんて話ながらおおいに盛り上がった記憶があります。
で、食べてみるとやっぱりふるさとを思い出すんですよね。行ったことない僕ですらなんとなくそこの郷土に行ったかのような気に。。。笑。
ということで今回、大阪のディープな郷土食であります
【どて焼き】を作ってみましたのご紹介させていただきます。
<レシピ>
牛スジ 1キロ
(なんと土佐あかうしの牛スジが1キロ500円で売ってたので思わず買ってしまったのがどて焼き作りのきっかけだったりします。笑)
こんにゃく 1枚
(牛スジとこんにゃくって誰が合わせたんでしょうね。もはや切っても切れないほどの深い縁)
野菜くず 適量
(今回はネギの青い部分、玉葱、人参などの皮やくず)
ショウガ 500円玉くらいの大きさひとかけ
(これも量は好みですね)
味噌 300グラム
(白味噌がええですがなければ合わせ味噌でも美味しい僕は今回、普通の合わせ味噌で作りました)
合わせだし 600ミリリットル
(昆布と鰹の合わせだしを使いました)
砂糖 大匙3杯~5杯
(味をみながら好きに入れてください)
とうがらし 1本
(ピリッとしたとうがらしが入ることで味が締まります)
<作り方>
1、鍋に水を張り、牛スジと野菜くず(臭み消し)を投入しましょ。沸騰してから弱火で30分くらいはコトコト煮込みます。灰汁が出てくるので丁寧に処理しましょ。圧力鍋があったら速攻で済みます。
2、ザルでこして牛スジをひとつひとつ丁寧に水洗いしてください。野菜くずや灰汁が付着しているのを除くため。後は一口大にカット。
ちなみに牛スジと野菜くずを煮込んだ後のこのお出汁。カレーやシチューなどをつくるとき使うとめちゃめちゃうまい。
3、お鍋に湯を沸かしてこんにゃくを茹でます。こんにゃくは味が染み込みやすくするため表面に細かい切り込みをいれておきます。一口大に切ったら鍋に投入しましょ。2分くらい茹でたらオッケー。ザルでこしておきましょう。
4、鍋に処理した牛スジ、こんにゃく、しょうが、合わせだし、砂糖、とうがらしを入れて煮込む。あったまってきたらお味噌を溶き入れて沸騰しないように15分くらい煮込む。この時、煮汁が少なくなるようだったら水を適宜入れてね。
5、煮込んだらすぐ食べたいのはやまやまですがさらに美味しくするには1日寝かせる。食材は温かいところから冷める過程で味がグッと入るので。
6、後は温めなおして食べましょう!注意してほしいのは電子レンジはこんにゃくが爆発したり、油が浮いてくるのでダメ!必ずお鍋であっためてね。
【ポイント】
・下処理は丁寧に。
・とにかく1日寝かせてから。
長男坊が陶芸体験で作ってきた器に盛り付けてみました。
お陰様でべっちゃん家では即、完売。
また作ろっと。