高知で田舎暮らし始めましたブログ

大阪生まれ大阪育ち。生粋の大阪人。そんな僕が念願の田舎暮らしのため家族を連れて高知県へ移住。その中で思うことをつらつらと書いていく田舎暮らしブログ。

地域おこし協力隊の僕がおすすめする地域おこしのバイブル。


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こんばんわ。

 

古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

今日は本のご紹介です。

 

僕のアマゾンのショッピングカートにはいつも10~20冊の本が入っている。

 

自分が探した本やおすすめされた本はもちろん、これいつか読みたい!や、すぐ読みたい!チャンスがあったら読みたい!などなどそんな本たちが入っています。

 

高知に来て地域おこしの一端に携わることになり、右も左もわからなかった僕。

 

うまく楽しくやれてるときは全然、大丈夫

 

でも理想と現実の差を痛感したり、田舎を知っていくといろんなことが見えてきて落ち込むこともしばしば。

 

まぁそんなもんです。

 

そんなときに助けられた?いやいつも助けられてる2冊の本がある。

 

今日はそんな僕の高知での地域おこしのバイブル本をご紹介していこうと思います。

 

まずは1冊目。

 

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『起業家に贈るマーケティングの詩50選』松崎了三さん著

 

 

高知県は前知事である尾崎正直が『地産外商』という大命題を打ち立て、高知県産品を県外に届けようとする大きな動きが今もなお県を挙げて続けられています。

 

 

高知県は園芸大国で農産物をそのまま県外に販売するのはもちろん、生産から加工までを手掛け、オリジナルの加工品を作って県外に販売する6次産業化なる流れが加速しています。

 

 

最近の記事でもアップしましたが僕自身も興味がありこのような教育機関で学ばせていただいきました。

 

beeeee1600.hatenablog.com

 

 

しかし、今から30年ほど前。まだ6次産業化なる言葉もなかったころに高知県で生産から加工・販売までの一気通貫のご商売をやってのけた大先輩がいらっしゃる。かなり前のブログでご紹介させていただきました。

 

 

beeeee1600.hatenablog.com

 

このブログに登場する田舎まるごと販売研究家の松崎了三さんが本を出版しました。2019年の3月に。

 

 

はっきり言ってめちゃくちゃ読みやすい。

ご自身が手掛けたお仕事のエピソードを読者に話しかけるように書いてたり、ほんとにしゃべってる会話をそのまま抜き取ったような表現など松崎さんのキャラクターがそのまま感じられる著書です。

 

 

またタイトルに『詩』とあるだけあって具体的にあれこれ言う指南書とかではなくて、ヒントだったり、心に響く内容が盛りだくさんにつづられています。

 

 

ご自身の考え方や思想はもちろんですが〇〇社長にこう言われたのがめちゃくちゃ刺さった!とか地域のおじちゃんのこういう考えにほれぼれした!など自分にはこんな出会いがあってこんなふうに勉強させてもらい、知恵を身につけたんだよ~などほんとに誰にでもわかりやすく書かれています。

 

 

何回読んだかな~。数えきれん。

通し読みもたくさんしたし、そのときの気分や悩みで目次を見て、自分に刺さるタイトルのところだけをかいつまんで読んだりめちゃくちゃ使わせていただいています。

 

 

今、僕が住んでいる高知県で30年も前にこんなことをやり遂げた人の言葉や存在はめちゃくちゃ一方的にですが僕にとって心の支えにしています。笑。

 

 

 

次にもう一冊ご紹介させていただきたいと思います。


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地域再生のレシピ』奥田政行さん著

 

 

こちらも前者に負けず劣らず、とっきやすいイラストが描かれた本です。

 

 

イタリア料理をしている人なら聞いたことがある方もいらっしゃると思いますがそれくらい有名な一流シェフ。アルケッチャーノの奥田政行さんの著書です。

 

 

2015年に発行され、僕は高知に来てから購入しました。僕も料理をする人間の端くれなのでやはり有名シェフの考え方や生き方は非常に興味があります。

 

 

この本の舞台は山形県鶴岡市

ひとりの料理人が故郷への恩返しのためUターン移住するところから始まります。

 

 

鶴岡市には庄内野菜と言われる抜群においしいお野菜がたくさんあります。今では知名度もあがり、僕のいた大阪の飲食店さんでも使用されているところもありました。

 

 

しかし、当時はやはりまだまだ無名に近いの庄内野菜。

 

 

また山形県には有名なあの山形牛もいる。

僕は個人的には南の牛肉よりも北の牛肉が好き。中でも山形牛はピカイチに美味しいと思う。

 

 

そんな山形の『食』伝えるために『庄内を食の都にする』という目標を立て創意工夫を凝らし、奮闘してくお話。

 

 

この奥田さんのすごいところはとにかく料理に対する哲学というか理論がすごい。もちろんそれを実践するための技術もすごい。

 

 

本の一説を紹介すると、奥田さんは仕入れのために港に足を運んだら魚を見聞きする前にまずは港の海水をなめるんだそうです。ミネラルが多いとか鉄分が少なめだとか。。。

 

 

海水の味と魚の味は相互関係があり、その味から料理を創造するそうで、今では訪れたことのある港だったら魚を食べればどこの港のものかわかるそうです。

 

 

ヤバすぎます。凄すぎて言葉もでません。

 

 

そんな奥田さんも『食』を通して地域おこしをされ、6次産業化にも早くから取り組まれています。

 

この本にはめちゃくちゃ具体的に料理人の観点からの食を使った地域おこしが余すことなく書き綴られています。本当に何度も何度も読み返しても新たな発見がある良書だと僕は思います。

 

アルケッチャーノの奥田さんは当然、お会いしたことないのでいつかお会いしたいです。山形の方、料理人の方、はたまた知り合いの方がいらっしゃいましたらどうぞ紹介してくれたらめちゃくちゃ喜びます。よろしくお願いします。

 

 

まとめになりますが

 

 

前者の松崎さんは田舎の現場で食を『販売』するスペシャリスト

 

後者の奥田さんは田舎の現場で食を『料理』するスペシャリスト

 

 

 

まさに最強の『食』の地域おこしの両輪です。

 

 

僕は今もおそらくこれからもそんなお二方の著書に助けられていくと思います。

 

興味がありましたら是非、読んでみてください。絶対に損はしないはずですよ。

 

 

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