走ってきました初めてのハーフマラソン。
いきなりオジさんの写真載せときます。体力の限界、ゲロ吐きそうな中、必死に笑っている顔なんで大目にみてやってください。笑。
当初の目標通り【完走】だけは果たしてきました。
タイムは2時間16分42秒という結果で今回のマラソン大会だと真ん中より断然、下位クラスです。
ほんとよくこんなスピードで走れるのねー!!っていう人ばっか。じいちゃんもばあちゃんも速いのなんのって。
今回はマラソン初挑戦の僕が大会の雰囲気や様子。またハーフマラソンをとりあえず完走できるための秘策などを書いていきますので読んでいってくださいね。
ハーフマラソン極意公開
マラソン会場の仕組みと楽しみ方
11月10日。
天気は快晴でまさにマラソン日和の日曜日でした。
今回、僕が参加したマラソン大会は
場所はこんなところ。
いや~絶景ですね。
嶺北地域といわれる高知の北部。
深い山々に覆われた自然豊かな場所に大きな大きなダムが建設されている。早明浦ダムという。
けっこう標高が高いので朝は8℃とかになってて寒い寒い。
今回のハーフマラソンはこの早明浦ダムの湖畔をぐるーっと2周、走るコースだ。
スタート2時間前に会場入りした僕。
とにかくマラソン大会なんて小学校ぶりだからもうなんかそわそわしちゃって。笑。
まずは受付へ。
ぞろぞろ。
駐車場から送迎バスで会場まで来るんですが年配の方の多さにここで驚く。
自分の親世代からその上までほんとに大丈夫なんですか!?くらいの人までいる。こりゃ高齢化社会もまだまだ元気だわ!
受付のお姉さんに事前に送付されてきた参加ハガキを渡すとゼッケンや開催地である土佐町のご当地参加賞の景品、ネームタグやビニール袋などが入った袋を受け取りました。
ふむふむ。
こっこれは!?
マラソン大会の景品にすぐパコッと飲めそうなワンカップ(日本酒)を入れてくるあたりがどう考えても高知県民の凄さが伝わるよね。
飲酒走行はダメってルールないからきっと飲んだ人いるんだろうな~。笑。
マラソン大会会場にはロッカーとかは基本的にはないので受付で頂く袋に全て荷物を詰め込み、ネームタグを付けておいて1ヶ所に集めるようなシステムでしたね。
なんかこう小学生の遠足のときクラス別に一時的に荷物を置いておくときみたいなイメージです。
後、会場が山の上だから寒かったのもあってかトイレが超混んでる。こういう設備をしっかり充実しておくことが数多あるマラソン大会で選ばれる秘訣ですね。
ほかにも参加者用に温かいお茶やミルク。高知ならではのゆずジュース。リンゴやバナナなんかも自由に食べええよーコーナーが設けられています。
小腹がすいた人はそこで軽い朝食を。
僕はまだまだ時間に余裕があるので散策を。
会場となるダム周辺。
さすがの絶景です!!
このダムの真ん中で土佐町と本山町の境界線があるんですねー!
こんな真ん中にあるとケンカにならんのかしら。
いやどちらの所有でもあるからからうまいこと運営できてるのか。。。このへんの行政的なところ気になりますね。笑。
他にもスタートラインをまわってみたり。
まぁこんなことをしながら大会の全容を把握したりすることでなんかテンションもあがってきました。
こういう時間も大事なので初心者ランナーの人は会場入りして座ってるんじゃなくて色々と空気感を感じることが楽しむ秘訣ですね。
開始1時間前ともなると開会式が。
んっ?
習近平?
こんな高知の山奥のマラソン大会に挨拶に来るんですか??
いや。。。似ていますがちょっとこちらの御仁の方が細身ですかね。そんな問題じゃないですね。すいません。
これは町長でしょうか?マラソン開催者のえらい人でしょうか?すいません。昔からこういうのをじっと聞くのが苦手なタイプでして。。。
まぁとにかく何人か偉い人の挨拶が続き、選手宣誓なるものもありました。
そしてここでも高知県らしく、盛大な鏡開きが行われました。
この樽酒は大会参加者ならだれでも飲ませてもらえます。笑
さぁいよいよ。スタートラインへ。
見てくださいこのすし詰め感。
初めて参加したのでこれにはびっくり僕は後ろの方にいたのでよーいどん!!の合図が合っても走り出すことなくゆっくり歩いて前に進む感じです。1000人くらいのスタートでこんなんだから10000人超えの龍馬マラソンとかスゲーゆっくりしたスタートになりそうです。
走り出したらもう後はゴールまで走りきるだけです。
まだまだ余裕の表情。
ゴール付近。顔が死んでます。
コース自体はけっこう山の中を走るのでアップダウンがあったり、このゴール直前にめちゃくちゃ急な坂があるんですよ。ほんと心折れるくらいの。笑
それを駆け抜けてきた顔なんで大目に見てやってください。
ゴールしたらゼッケンに貼り付けられているICタグみたいなのを係りの人に渡します。
するとそのデータを読み取って
この表彰状が発行されるわけです。なるほど便利ですねー。
さて。
ゴールしたとたんに急激に襲われる身体の異変が2つあります。
1、足が鉛のように重くなり、痛みを伴う。
まぁこれは当然でしょうね。マラソン熟練者も痛くなるくらいだから初心者なんてのはほぼ間違いなく重くなるし、痛くなるんだと思いますよ。
足を曲げるのも辛いから腰で足を無理矢理、動かしながら歩くみたいな感じ。知り合いを見つけて駆け寄ろうとしたんですがとにかく足が鉛。1歩も踏み出せず座ったままでした。笑
2、強烈なまでの空腹感。
足の重みや痛みはある程度、予測はできましたけどこれが意外だった。まぁこちらは人それぞれでしょうけどとにかく僕は食べたい欲求が爆発。参加者に配られるお弁当引換券があるのでゴソゴソ荷物から探して。。。はいっ!!
一緒に参加していた大先輩ランナー安並さん(57歳)にお弁当を取りに行かせて(ほんとに足が動かないからですよ)お弁当にありつきました。
うまそーーーー!!!!!
5分で完食。
それでも腹減ったなーという素振りを見せる僕に屋台で売っていた【土佐あかうしの牛串】を買ってきてくれた安並さん。もうほんと神に見えましたね。
この身体が超絶弱ったときに食べる肉って最高にうまいの。
なんなのこの感覚!?
アフリカのサバンナで獲物にありつけずにいる中年のライオン。今日こそはとフラフラと辺りを徘徊しているとなにやら動くものが。
ここぞとばかり最後の力を振り絞り出した爪先に手応えが。ようやく穴から飛び出してきた小さな小さなウサギをものにし、我を忘れてかぶりつくライオンの心境はこういう感じだろうか。
いやー。肉がうまい。とにかくうまい。この極限の状態で食べる肉。
ある意味、美食の境地かもしれません。
当分、ハマってしまいそうです。笑。
後はお楽しみ抽選会なんかが開催されたりみんなゆっくりと各々の時間を過ごしていらっしゃいましたね。
こんな感じで初めてのハーフマラソン大会はとっても楽しめました。案内役、写真なんかもバンバン撮影してくださいました大先輩ランナー安並さんにはほんと御礼申し上げます。実はこの方が僕をマラソンへ引き込んだ張本人さんです。笑。
だからこそ、ここまで楽しめたんだと思います。
さて。まだまだ終わりませんよ。
ハーフマラソン初心者がとりあえず完走できるポイントをしっかり書いていきますので。
ハーフマラソン完走の極意
【マラソン用品編】
装備については以前の記事を参考にしててください。
あとここにこういうものも追加で購入しました。
(ヒマラヤスポーツさんのページからお借りしています)
マラソン用のポーチ。
僕のオススメはペットボトルが収容できるやつ。
練習でも10キロ、20キロとかになると必ず水分補給した方がいいので。
小さいのとか色々、ありますが初心者は間違いなくこのペットボトルが収容できるタイプのポーチを買ってくださいね。
【前日準備編】
これはとにかく身体をゆっくり休めておくことが大事。前日にあまりハードな練習は避けていた方がいいかと。早く寝るのもお忘れなく。僕は21時に寝て6時に起床と9時間ほど睡眠を取りました。
後は食事。
これはよく言われるのは3日前からたんぱく質を多めに摂取できる食事を心がけましょうということです。たんぱく質を分解して出来るアミノ酸をできるだけ蓄えておくためです。アミノ酸が欠乏すると身体が動かなくなるとのこと。これに関しては経験はないですが、先人達の知恵なので漏れなく実践することをオススメします。
【当日準備編】
朝はしっかり食事をしましょう。
食パン、ヨーグルト、チーズケーキ、栗、牛乳を摂取しました。別にバランスを考えたわけではなくあるものをしっかり食べたって感じですね。笑。
後はゼリータイプなどのアミノ酸飲料を買っておきましょう。
こういうやつ。
これは味の素から出でる【amino VITAL】って商品。
味の素って調味料だけじゃなくてこんな分野でも活躍してるんですね。マラソン始めるまでまったく知らなかったです。
これなんなの?っていうと食べ物を分解して分解してアミノ酸にする工程をすっとばして、いきなりアミノ酸がゼリーになってるやつです。即効性ですね。
こいつを走ってる最中、僕の場合は10キロ前後くらいのタイミングで飲みました。上記したマラソンポーチなんかに忍ばせといて。
吸収に30分くらいかかるので残りの5キロくらいの1番キツい時に効かせる感じで逆算して飲んでください。
これがあるのとないのでは身体の動きに大きな差が出るということです。このへんは大先輩ランナー安並さんにみっちり当日もご指導いただきました。
【走り方編】
このへんは自分のタイミングもあると思うので無理強いはしませんが、最初に飛ばすのはまずやめておいてください。
初マラソンでテンションあげあげになってた僕にまず始めに大先輩ランナー安並さんが釘を刺したのがこれでした。笑。
その言葉通り、スタート~5キロくらいまでみんなに抜かされて行きました。ごぼう抜きとはまさにこのことです。笑。
僕は大体、キロ6分ペース。
そのペース配分を守り続けて(実は後半からペースアップを試みましたが力及ばずでした)走ってると10キロ過ぎた辺りから僕が追い越していく方が圧倒的に多かったですね。
そうすると精神的にもなんかラクになってくるんで、最初の10キロはとばさず、息があがらない程度に走るのがオススメです。
後は上り坂を走るとき。
手を大きく降りながらピッチ(歩幅)を狭く、小刻みにリズムよく走る。これもスタート前に大先輩ランナー安並さんからアドバイスをいただいたことをそのまま実践。
これはぶっつけ本番でやってみましたがかなり効果的でした。今までやってなかったんかーい!っていうツッコミはなしで。笑。
後半になればなるだけめちゃくちゃ苦しい上り坂ですが走り方を変えるだけでこんなにスムーズに登れるのか!?と目からウロコでしたね。
やっぱりみんな坂道はしんどいので歩いてる人が多いです。その横を小走り?みたいな走り方ですがペースを落とさず走れたのは大きかったですね。
以上のことを守れば間違いなく完走は大丈夫でしょう。
途中、どうしてもしんどくて歩いてしまうこともあるかもしれませんが十分、完走できますので気負いすることなくハーフマラソンに挑んでください。
今、このブログはマラソンに参加した翌日(11月11日)に書いていますが当然、仕事はお休みを取得しています。なぜなら、ちゃんと歩けないから。だって痛いんだもん。笑。
冗談抜きで休めるならみなさんそうしたほうが身のためですよ。いや!!俺は這ってでも仕事にいくんだって人は止めはしませんが。。。笑。
今日一日、しっかり足を休めて、明日からまたバリバリ仕事をこなしていこうと思います。