やばい!!今月もう今週で終わりやないですか!
なんか色々と書きたいことがたくさんあるのに全然、時間取れてない。。。
まぁ要因はわかってるんですがね。笑。
そのへんのことはまた書いていきます。
さて。またまた久々の素人が作る無農薬米シリーズ。
なんと今回は!!。。。告知がいきなりですが最終回です。
前回の記事を見てみると。
最後は助っ人外国人【コンバイン】の登場で我々は勝利を掴めるか!?でお送りしたいと思います。で締めくくっているんですが。
結果からいうと【コンバイン】選手はもうはや書くまでもく圧倒的。
これが現役メジャーリーガー。さすがの大活躍だったのでもう割愛させていただきます。
ですので皆さん最初から稲刈り~脱穀は絶対に【コンバイン】選手に助けてもらいましょう。冗談抜きで。僕のようにマジで地獄を見ますから。笑。
無事に脱穀も終え、玄米になってかえってきた我が子たち。
これをみんなで食べてお疲れ様会を開催しようと企画。
田おこしから収穫まで本当に多くの皆様のお力をお借りしてここまでたどり着けましたのでせめてものお礼にと。
【素人が作った無農薬米でおにぎりパーティー】
なんともドシンプルな企画ですがやっぱりストレートにお米の美味さを味わってもらおうと思いまして。みんなで企画しました。
開催場所は赤岡の赤レンガ商家。
見てください。この素敵な商家を。
特徴的なのは高くそびえる赤レンガの壁。当時、レンガは高級品だったそうです。
とても広い中庭もあり、めちゃくちゃ金持ちが住んでたんだろうなぁ的な匂いがプンプンします。
それもそのはず、こちらの建物は明治初期に建てられたとされている村長さんの邸宅だったそう。
その後、色々な家主に大切に使われて現在はボランティアの方々によって街のシンボルとして維持管理されています。
お家の中の様子もどうぞ。
ところどころボランティアさんの方々が修繕をしてくれているのですがさすが200年近く前の建物だけあって老朽化は著しいです。
室内なのに外にいるのと変わらない寒さ。笑。
ボコボコと浮いた床。笑。
手をつくとくずれおちる土壁。笑。
グラグラゆれる箱階段を登ると光がまったく差し込まない2階。笑。
ここは底が抜けるから歩いたらダメゾーンがほとんどの2階。笑。
まっくろくろすけは間違いなくここにいるという子供の感が冴え渡る2階。
でもこういう雰囲気はとっても好き。
子供たちもワイワイ騒ぎながらお家を探検していました。
そして、ご飯を炊くならやっぱり形から。
レンガ造りの3連かまど。
このかまどで美味しいご飯を炊いてみたいという元都会人の我々の強烈な願望によりここでの開催しました。
言うときますが当然、かまどでご飯なんか誰一人炊いたことありません。
全員、都市ガスしか使ったことありませんから。高知に来てからようやくプロパンガスの存在に慣れてきた連中ばかり。
『べっちゃん料理やってたからいけるやろ~』的な軽いノリで言われる始末。
くれぐれも料理してる人=かまどで米が炊けるなんて発想は間違ってますんで皆さん料理人にそんなことを強要しないようにお願いします。笑。
しかし、まぁでもとにかくなんでもやってみようってのが大事なのは間違いありませんけどね。
35歳にもなってまだまだ精神論を全面に押し出して生きています。
さぁかまどに火入れの準備係。
小学生のお兄ちゃんもめちゃくちゃ活躍してました。
大人もやったことないのにあーだこーだ言ったりしてたんですが黙って黙々と大人の意見をいなしながら作業に従事してくれたこの子が1番、大人でした。
一生懸命、使ったことないマッチに火をつけてかまどに火をいれてる姿になんかとってもジーンと来ました。ほんとなんでもすぐ感動してしまう35歳のおじさんです。
お次は米研ぎ係。
一升って何杯入れたらいいんですかー?とか今さら言いながら計量してる。
。。。すでにお釜に入ってる米、ちゃんと数えてるの??笑。
みんなに突っ込まれながらもマイペースな野村村長。でもこの人がいないとこのイベントも開催されなかったわけだからやっぱり無農薬米プロジェクト言い出しっぺの野村村長は偉大です。
慣れない火起こしに少々、手惑いながらもなんとか火がつきました。
さぁいよいよお釜をかまどに設置して。。。
40分後。
これだー!!!
この米立ち。スタンディングオーベーションとはこのこと。真っ白なお米が所狭しと立ち上がっています。
そしてなにより蓋を開けたときの甘~い匂いがたまらん。。。
やっぱり日本人は米よ!こりゃもう幸せになるよ。
おしながきは
【無農薬米のおにぎり】
我々が手塩にかけて育てた無農薬米(品種:ニコマル)。なんにも入れない白米とむかごを入れて炊き上げた2種類のご飯。中身の具はみんなが持ち寄ってそれぞれ握ってもらいました。お塩にもこだわりましたよ。
【お味噌汁】
日高昆布と高知の鰹でしっかり出汁をとった本格お味噌汁。お味噌は野村村長の手作り味噌というこだわりよう。みんなが持ち寄ったいろんな具材をぶち込んで至福の味噌汁に。味噌汁の具に春雨を持ってきた人にみんながツッコミを入れてました。
【出し巻き玉子】
子供たちが寝静まってからひっそりの夜中に焼き上げるのが開催前日の僕の仕事。上記の出汁をたっぷり使い、高知産の玉子を使ったジューシーな出し巻き玉子はご飯のお供にぴったり。もちろん愛情たっぷり込めました。
【香の物】
高知で開催されるオーガニックマーケットで購入。
無農薬野菜で作られた超自然派なお漬物。シンプルな味わいだが野菜の美味しさが際立つ逸品。
さぁみんなでおにぎり握ってくよー!!
大人も子供も総勢30人くらい。
みーんな無農薬米作りに携わってくださった皆々様。
ワイワイしながらおにぎり作り。
大きいのや小さいの。綺麗なのや汚いの。
野村村長は『三角おにぎり握れませーん!』と甘えてくる始末。うるせぇ!おっさん!!笑。
いいね!いいね!この雰囲気。
大人も子供もみんな楽しそう。
野村村長のお言葉を頂戴してからみんなでいただきまーす。
『おいしいねー!』『うまい!』『たまらんわー!』みたいな声がいろんなところから自然に漏れ出てる。
いいなー。この感覚。
もちろん自分も美味しいやん!!ってかみ締めながら食べました。
飲食店さんやお母さん、料理を作ってくれた人に『美味しい』って伝えるのはもちろん嬉しいし、伝えるべきなんですがこの自然と漏れ出る『美味しい』を聞いて僕は久々に、嬉しくて鳥肌が立ちました。
みんなで食卓を囲んで自分達で作って、自分達で料理して。
純粋な【味】では米農家さんや飲食店さんには勝てないかもしれないですがこの体験は絶対に誰も真似できない自分達のオリジナルです。
こういう経験は大人ももちろん楽しいし、やっぱり勉強になる。上っ面だけじゃなく、ちゃんと自分達で最初から最後までやりきったという確固たる経験、糧になる。
自分の子供たちにもこういうプロセスをたくさん経験して大人になってもらいたいな。
無謀な素人が思いつきで始まった完全素人の無農薬米作りはこのように大盛況でフィナーレを迎えることができました。
なんにも知らない&持ってない、仕事とプライベートの片手間農ライフ。
こんな感じで始まったので本当に多くの方々にご協力、ご迷惑をおかけしてなんとか自分たちのお米を口にすることができました。本当にありがとうございました。
興味をもってくださいましたら是非、過去の米作り記事もみてやってください。
べったり貼っておきますので。
ノリと勢いだけで集まった素人メンバー。写真だけはかっこええ!笑。
よくわからんままスコップを持って畔作り。今になって思うのは。。。もっとちゃんと畔作りしとけ!!ってこと。何度も補修するはめになるんだよ~。泣。
安芸のおじいちゃんおばあちゃんには本家米農家の技を伝授してもらいました。
やっぱトラクターはラクチン!なんでも手作業はしんどいよ。。。笑。
田舎独特の商売にびっくり。
種籾から芽だし。ここまでやる人なかなかいないでしょ!?
生命の息吹を感じた瞬間。
もうね。長男坊が泥まみれになったことが強烈な印象過ぎて。1本植え農法というなんとも貧弱な田植えで不安しかなかった。笑
植えちゃったらもうネタがないの。。。笑
今年はよくよく長男坊もトラクターに乗ってくれました。
いろいろとご盛況をいただいた収穫作業。マジで地獄。、、