高知で田舎暮らし始めましたブログ

大阪生まれ大阪育ち。生粋の大阪人。そんな僕が念願の田舎暮らしのため家族を連れて高知県へ移住。その中で思うことをつらつらと書いていく田舎暮らしブログ。

古民家にウッドデッキをDIYで作ってみた。完成編。


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こんばんわ。

 

高知県で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

前回、基礎編で超肉体労働を強いられたべっちゃんですがいよいよ上物を作っていくお話を今日は綴っていきたいと思います。

 

まずは材料調達

 

今回の材料調達の経路は2か所あります。

 

 

まずはひとつ目。

高知県西部にある仁淀川町で大工さんをされていた方が、仕事場にもう使わなくなった木材がたくさんあるので取りに来てくれるなら全部あげるよ~というお声をかけていただいきました。めっちゃラッキー!!

 

軽トラを1時間ほど飛ばして現場に到着。


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。。。こっこっ。。。ですか。。。???

 

 

 

もはや廃墟と言っても過言ではないじゃないですか!?!?!?!?(←だいぶ失礼かも)

 

 

あまりの現状に戸惑いながらも、聞けばもう何年もそのままで放置されていたそうで、まぁそれなら仕方ないかと納得。

 

 

おそるおそる仕事場の中に入ってみると。。。

 



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見渡す限り 木、


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この中からウッドデッキ作りに使えそうな木材をいただいて帰ります。

他のお宝もたくさんゲットさせてもらったのでその辺は今後のDIYに使っていこうと思ってますのでお楽しみに。

 

これで、軽トラ2往復分の木材調達に成功しましたがべっちゃん家のウッドデッキ作りにはまだまだ材料が足りません。

 

 

 

 

後は買うしかない!!

 

 

 

 

前回、薪棚を作成した時に購入させていただいた、木材業者さんから仕入れることになったんですがある問題が浮上しました。。。

 

 

 

 

今、巷で話題のウッドショックです。

 

 

 

 

 

 

コロナの影響で中国やアメリカでバンバン家が建てられ、世界的に木材の価格が急上昇しているというあのウッドショックが高知にも当然、やってきておりまして。。。

 

 

現に1週間単位で材木がドンドン値上がりし、在庫確保がかなり難しい状況で担当さんと何度もやりとりしてようやくゲットすることができた次第です。

 

高知って森林面積の割合86%かなんかで全国1位。

なのに外国の木材が入ってこないにしても自前の木があるだろうに供給できなくなったりするんやなぁと素人は考えてしまいます。まぁ僕なんかが知らない色々なことがあるんだと思います。

 

 

とにもかくにもこうして今回は2か所から材木を調達することができました。

購入分は普段よりも費用はかかってしまいましたが4寸角材などの太い木材は無料でいただけたのでこのウッドショックの状況下の中、トータル的に費用を抑えられましたね。

 

 

ただ、これから木材仕入れて大規模なDIYをする方は要注意しておかないといけませんね。ほんとめちゃくちゃ価格が高騰してますから。

 

 

でもまぁ僕もそうですがこの材木価格が高騰真っ最中の中でなぜ、DIYするんだというご意見はなしでお願いします(笑)

 

DIYなんてもんはやりたいときにやる!!ってのが醍醐味ですから(笑)

 

 

 

さて、材料も揃ったし、いよいよこの材料を加工していくわけですが今回も助っ人の干し柿さんが来てくれました!!パチパチ。

 

干し柿さんが以前、参戦くれた『薪棚作り』の記事も貼っておきますね。

 

beeeee1600.hatenablog.com

 

 

我々がまず最初に取りかかったのはウッドデッキの枠組み作りです。いきなり完成形の写真をお見せします!

 


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基礎編で作ったコンクリート柱と家側にはホームセンターで購入してきたコンクリート束を設置してその上に、枠組みを置いていきます。


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(この後、座彫りしすぎなことに気付く。笑)

 

よくよく見ていただければわかると思いますがただおいてあるだけではなく、様々な木材加工を施しました。

 

大引きかける蟻組み


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根太を掛けるための溝


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かけ継ぎ


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これらはもちろん全部、基本的にはノミで掘っていきます。

この作業が非常に大変で4寸(120cm)の角材をノミを使って数ミリ削るというような繊細な作業。これをこの夏の炎天下の中、進めていくわけ。

 

 

それはもう地獄の拷問という言葉が相応しいほどの過酷さです(笑)


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何日もかけ、ようやく『大引き』と『根太』をかけ終わりました!!

 

次は屋根を作っていくんですがこの頃が6月末。

ちょうど協力隊の有給消化も終わり、卒業することになってしまいます。つまり、どっぷりDIYする時間がなくなってしまったのです。それがなにより辛かった。。。

 

しかし、この頃からこのウッドデッキ作りに助っ人がたくさん現れだしたのです。

 

朝早くから作業している僕と干し柿さんを見てご近所さんが手伝ってくれることになったり、干し柿さんのお友達が手伝いにきてくれたり、みんな60歳オーバーのおじいちゃんたちが大集合。

 

おじいちゃん同士も初めましてなのに、作業を進めていくに連れてすっかり仲良しに。

 

ミルで豆をひくタイプの本格的なコーヒーを持参するおじいちゃん。

お菓子なんかをつまみながらべっちゃん家の庭でみんなでカフェタイムを楽しんだり、作業をさっさと切り上げてみんなで海へヨットに乗りに行ったりとなんかみるみるうちにみんな仲良くなってべっちゃん家がおじいちゃんたちが集まるサークル活動の拠点のようになっていきます(笑)

 

そんなおじいちゃんたちがめちゃくちゃ活躍してくれます!

 


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(トリマーをかけて塗装してもらってる様子)


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(みんなめいめいに作業中)

 


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(ウッドデッキに柱を付けて屋根を組んでる様子)

 

おじいちゃんたちがドンドン張り切ってくれまして、僕が仕事でいないときも皆さんが集まって作業を進めてくれるので、僕ももう家の鍵を預けて、トイレはもちろん、冷蔵庫のもんは勝手にとってもらってオッケー!!ですってな感じで解放してました(笑)

 

最初の頃は朝9時頃に集合して作業を開始してたんですがドンドン早くなって朝6時30分に。あのーまだべっちゃん家族寝てる時間ですけど。。。(笑)

 

ついこの前まで知らん人だったのにいろんな人が我が家のために力をかしてくれます!!

 

おじいちゃんたちの紹介はここまでにして作業を進めていきます!

 

屋根と柱の設計図を公開。


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これを設計図に現場で寸法を合わせて切っていきます。

 

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写真にすると一瞬ですがこの屋根にも様々な加工を施してるんですよ。めっちゃ時間かかるやつ。


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これはホゾを掘るための墨付け用の道具。

これで印をつけてひたすら掘っていきます。


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こんな具合に。

この屋根を作る作業は非常に細かい仕事があって大変でしたが何度もいいますがおじいちゃんたちが朝6時30分から作業に来てくれるもんだからスピーディーに立ち上がりました。


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この立ち上がった柱たちにも細かい仕事をしてるんでご紹介。


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これ『込み栓』っていうんですが横から打ち込むことによって抜けなくなるんです。


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こんな細工を繋ぎ合わせた木と木すべてに施しました。

 

さて、ここからは床張りと屋根付けを同時進行で進めていきます。


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屋外で使用するのでここではステンレスのコースレッドを使います。

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三寸角材を追っかけ継ぎ手という方法で繋ぎ合わせて一本の垂木にしていく様子です。

 

もちろん初めての挑戦。


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こんな風に繋ぎ合わせて真ん中の穴の部分に栓を打ち込みます。


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すると両側に広がってガッチリ決まるという加工です。

 

ちょっと話がマニアックすぎておもしろおかしく書けないです(笑)

 

おそらく素人DIYにしてはけっこう本格的にやってるほうだと自負してます(笑)

 

屋根の勾配は2寸勾配(傾き加減)にして設置。

 

屋根材はクリアーのポリカにしました。

この屋根の垂木や柱にブドウを這わせてパーゴラにもするのでできるだけ太陽の光が入ってきたほうがええかと思いまして。

 

 

これが完成形です。


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(斜めから)


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(正面)


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(屋根)


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(床)

 


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(べっちゃん足)

 

製作期間約2ヶ月にわたる超大作がここに完成しました。パチパチ。

 

ほんと大変すぎたので出来上がったときは感動しました(笑)

いろんな人が携わってくれて出来たこれまたええ思い出になるお家に仕上がりました!

 

ここにテーブル作って、ハンモック吊って、コールマンのインフィニティチェアー置いて。。。やりたいことが膨らみます!! 

 

最後に費用のことなんかも書いていこうかなぁと思ってますのでしばしお待ちを。 

古民家にウッドデッキをDIYで作ってみた。基礎編。

こんばんわ。

 

高知で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

今日は約2カ月かけてせっせと作りましたウッドデッキがようやく完成しましたのでブログに綴っていきたいと思います。

 

これからどうしてもウッドデッキをDIYしたいと思っている方、ウッドデッキ作ろうと思うんだけど自分でやったほうがええ?業者さんにお願いする?なんて悩んでる方の参考になればと思います。

 

 

では今回はウッドデッキ作りの第一歩。

 

 

基礎編です。

 

 

 

ある日の奥さんとの会話。

 

奥さん:『べっちゃんもそろそろ協力隊(←僕の職業)が終わりやんかぁ。有給消化で結構休みあるやろ~??ちょっと大型DIYやりや~!(←いつもやりや~とあおってくるだけでほぼ手伝いません。笑)

 

べっちゃん:『おぉそやな~。時間だけはめちゃくちゃあるからな(笑)でもなに作るんや~?』

 

奥さん:『う~ん。葡萄の木を這わせるためのパーゴラか。。。ウッドデッキか。。。駐車場か。。。畑作業のためにレイズベットか。。。(←おいおい!つくらなあかんやつ多すぎやろ。。。汗)

 

こんな感じで奥さんの圧力強めのミーティングが始まりました。

 

うちはなんかしようと思い立つと、深夜だろうが、子供が遊んでくれ~と要求してこようがとにかく奥さんとミーティングをしまくります。笑

 

何を作ろうかと図書館や書店で雑誌をたくさんゲットしてきたり、ネットやSNSでスクショしまくった写真を共有したり、とにかくたくさんの情報を物色して決まったのがウッドデッキでした。

 

なぜかと言うとウッドデッキに屋根もつけちゃえばパーゴラの役割も果たせるから!(←この屋根を付けるという簡単な思い付きに後ほど死ぬほど苦しめられます。)

 

屋根付きウッドデッキは一石二鳥のDIYになるということでべっちゃん家のウッドデッキ作りが2021年5月からスタートしました。

 

 

ウッドデッキはここに作ることにしました。


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最近のウッドデッキは『リビングとつなげて広い空間を取る』という施工が人気なんですがうちの場合は西向きに2つの部屋をつなぐ形でウッドデッキを作っていきます。

 

まずは基礎作りからスタートです。

 

せっかく綺麗に生えてきた芝生をめくるところから(涙)


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当時はここにウッドデッキなんて考えてなかったもんだから芝生をおもっきり植えちゃってんですよね。。。

 

かといってせっかく育った芝生ちゃんを捨てるんじゃありません。植え替えしていくんです。せっせと芝生をめくって新たな場所に植えていく作業。

 

 

まずはこれだけでめちゃくちゃ時間を取られてしまいました。ほんと思い付きでやっちゃいかんです(笑)

 

芝生を綺麗にはがし終えた後は、いよいよ基礎作り。

 

まずは水平を取っていきます。

 

レベルと水糸を使って縄張りをしていきます。


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ご存じの方は多いと思いますが、レーザーが水平と垂直を出してくれる優れもの。というか基礎作業のべっちゃんの必須アイテム。


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窓のすぐ下(2~3ミリ)を狙って高さ調整中。なぜならその高さにウッドデッキの天板がくる計算です。なので非常に大事な基礎作りなんですね。

 
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今度は杭を打っていきます。

 ウッドデッキ面積よりも外側に打つのがポイント。これに水糸を張って水平や高さを可視化します。レーザーは電源を切っちゃうと当然、消えてしまうんでね。

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杭もしっかり水平に打ち込むことが大切です。

 

さぁこれでウッドデッキの大枠が可視化することができました。

 

ここからはようやく基礎作りのハードワークな部分に突入していきます。

 

まずは設計図を見よ!!


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この小学生の落書き並みのクオリティー!!

 

色々と基礎を調べたんですが屈強でびくともしない基礎を作ろうと思いまして、べっちゃんが採用した基礎はコンクリート柱を埋め込むというもの。

 

 まずはコンクリート柱の説明から。

 

まずはボイド管という聞きなれない管を用意します。僕も今回初めてボイド管を知りました。

 

 これね↓

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べっちゃん家の近所のホームセンターでは3件中1件が取り扱っていましたね。

 

大きな紙の筒です。サランラップの芯を超巨大化したものと思っていただければわかりやすいかもね。

 

要はこのボイド管の中にコンクリートを詰め込んでコンクリート柱を作っていくわけです。イメージは付きますよね?紙の筒ん中にコンクリート流し込んで乾いたら紙を剥いて完成です。

 

言うは易し!!笑

 

 

このコンクリート柱作り、めっちゃ大変でした。

 

まずはコンクリート柱の中には鉄筋を組んで強度を増すようにします。

ホームセンターで鉄筋を買ってきて長さを揃えて切断砥石で切ってこんなやつをひたすら作りまくります。


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ここで活躍する道具がこの二つ。

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番線とハッカー

 

使い慣れてきたころに作業が終わってしまい、また使い方を忘れてしまうという優れもの?です。笑。

 

この鉄筋をボイド管の中に入れることで何度もいいますが劇的にコンクリートの強度があがります。鉄筋コンクリート造りというのはまさにこれのことですね。

さらにこのコンクリート柱にアンカーボルトを埋め込みます。

 

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ウッドデッキの枠を固定するためのものなので位置を計算しながらアンカーボルトを埋め込んでいきました。

 

 

後はひたすらコンクリートを練り上げて流し込んでいく問答無用の超人的肉体労働が待っています。

 

以前作ったピザ窯の反省を活かすことなく、また手練りしてしまいました。苦笑。

 

 

さらにさらに今回は、このコンクリート柱を約30㎝は地中に埋める設計を勝手に決めたもんだから穴を掘らなくちゃいけない。


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穴。


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ここで活躍したのはこのコンクリートハンマー。

 

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凄い振動と重さで地中に埋まっている巨大な石や岩なんかを粉砕してくれる優れもの。

 

こんなもん普通に持ってる人はいないと思いますが建設機械のレンタル屋さんなんかにいけばレンタルすることができますので穴を掘りたい方は是非、オススメします。

 

穴を掘って、コンクリート柱を埋め込んでいきます。もちろん最初に設定した水平や高さを微調整しながら。

 

これが繊細な作業なくせに超肉体労働だからほんともう気が狂いそうになりました。こっちをあげたら高さが合わなくなるし、こっちを下げたらまた水平じゃなくなるし。。。みたいな。涙

 

何度も何度も微調整しながらようやくコンクリート柱を立てるところまで完成しました。

 


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行うは難し!!笑

 

 

さてまだまだ基礎編は続きます。

 

コンリート柱が立ち、今度は芝生を剥がした地面と家の犬走を含め、防草処理していきます。

 

まずは生えている雑草を綺麗に引っこ抜きます。これだけでも相当の時間を要しました。萎。

 

次にホームセンターで防草シートを買ってきて敷く。

 

念には念をということでべっちゃんは3重にして防草シートを敷き詰めました。

 

防草シートを敷き終わると次は砕石を敷きます。

 

ウッドデッキ下はコンクリートを敷き詰めるのが一番、安心。草も生えないので蚊や虫の温床になりにくいからです。ただお値段が結構、かかっちゃうのが難点

 

そこでべっちゃん家は比較的安価で雑草の発生も抑えられる砕石を敷くことにしました。これは駐車場作りとかと同じですね。砕石の方が圧倒的に安いです。

 

この砕石に関しては格安でゲットできるオススメの入手先があります。

 

それは○○砕石や○○石灰工業所と言った砕石販売業者に直接売ってもらうことです。

 

ホームセンターで購入するよりも冗談抜きで1/10くらいのお値段でゲットできます。

 

近くに砕石を購入できるところがない!!という方は直接買うよりも値段は少し上がってしまいますがお近くの建材屋さんに問い合わせてみるのもいい方法ですね。

 

 

べっちゃん家は幸いなことに車で数分のところになんとなんと砕石販売業者さんがあったのです。

 

もちろん僕も砕石屋さんなんて生まれて初めて行くわけですが、軽トラに乗って砕石屋に着くとまずは重量計測装置に乗るように促されます。そこで車の自重を量るわけですね。

 

こういうイメージ。

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(日本製衡所さんのHPより)

 

それから巨大なバックフォーがおいてある現場に案内され、砕石の山からバックフォーでガサっと軽トラの荷室に砕石を積んでくれます。

 

まさにこれ。

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(小松製作所さんのHPより)

 

そしてまた重量計測装置に乗るように促され、実際の砕石の重さを出すわけですね。

 

周りには4トン車や8トン車が並んでいる中、豆粒みたいな僕の軽トラが並んでた光景がとても笑えました(笑)

 

 

そして荷台いっぱいに積んでもらった砕石を家まで運んで、スコップでおろしていくわけです。


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もう一度、言います。スコップでおろしていくわけです!!


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軽トラで3往復して約1トンの砕石を購入したんですがすべてスコップでおろしていくわけです!!


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スコップで!!

 

 

もうええわ!笑

 

 

この作業にも心が折れましたね。全然、終わんない。

 

 

 

アーメン。笑

 

 

 

一旦、一か所にすべておろしてから再度、ウッドデッキ下に運んでいきます。


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これが完成形。


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石灰石の砕石なので白っぽくなっています。

とにかく約1トンの砕石を敷き詰めきったときの達成感たるや半端ではなかった。

 

ここまでが僕一人でえっさほいさとDIYでやってきた基礎編です!!

かなり長い文章になりましたが伝わってますか?大変なのが(笑)

 

これからさらに大変な木材加工に突入です!助っ人も来てくれてドンドンすすめましたので乞うご期待!!

古民家のトイレリノベで押さえておくべき3つのポイント。


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こんばんわ。

 

高知で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

今日は古民家といえばトイレってどうなの!?って声をよくよく聞くのでそのへんべっちゃん家がどんなふうにリノベしたのかを書いていこうと思います。

 

 まずはbeforeのトイレを見ていただこう。


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昭和感が溢れ出るトイレ

 

 

玉石の床にうす青いタイル。便器を半分切ったような形の手洗い場。

この簡素な感じ(スタイッシュ?)の男子便所もけっこうすきなんですけどね。

なにせ男性はわかってくれると思うんですが立ったままできるってのが最高にラクチンでいいんですよ!

 

 

大用便所はこんな感じ。


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こちらも溢れ出る昭和感。

 

 

ぼっとん和式便座の上に洋式便座風のカバーが置かれているのがなんともいえない。

和式便所ってやっぱ使いにくいんですよね。こればっかりは外国から来た洋式便所にどう考えても軍配があがります。

和式便所のメリットなるものを調べてみたりもしたんですが立ったり、しゃがんだりすることで脚の筋力が鍛えられる!みたいなことを書いてるサイトを見て、マジでバカなの?って思った次第です(笑)

とにかくべっちゃんは完全に洋式派です!!どうでもいい?笑

 

 

ただボットン便所ですが、長年、空き家として放置されているからか、いわゆるウンチの臭いってのはまったくしない。時間をかけて微生物らに分解されたからかな。

 

 

 

さぁ皆さんどうでしょうか?

 

 

 

古民家のトイレとしてはまだマシなほう?

築100年越えのお家とかもっと過酷な便所環境なのかもしれませんし。さすがに板張りの厠みたいなのはないでしょうけど。

 

 

は?何言ってんの?絶対。ムリ!!

いやいやこんなの絶対、イヤだ!!って人もいますよね。

 

 

まぁいろいろとご意見あるかと思いますがうちの奥さんは完全に後者。

 

 

聞いたことはないけどボットン便所なんて使ったこともないのかもしれません。

 

上記しましたが僕も絶対、洋式派なので問答無用でトイレはフルリフォームすることになりました。

 

 

<どこのトイレメーカーにするか?>

TOTOリクシルパナソニック。。。などなどいろいろありますがはっきり言ってメーカーのまったくこだわりはありません(笑)

なのでここは建設会社さんが一番、懇意にしているTOTOさんにすること一択。

大手メーカーだし、お値段の融通も一番お願しやすいとのことでおまかせすることになりました。

 

それでも一応、実際にTOTOの展示場に足を運び、座った感じや機能の説明なんかはしっかり受けてきました。

 

そこで決まったのが『ネオレスト』というTOTOさんが世の中に初めて出したと言われている不動の人気を誇るタンクレストイレ。今まで実家も賃貸の家も自分のお店のトイレもすべてタンクがあるタイプのトイレだったのでそのすっきりさたるや。

もう節水のためにタンクに水を入れた瓶やペットボトルを入れておかなくていいと思うとなんだか嬉しくなりました。(←みんなやってますよね?)

 

他にも機能の説明を受けたうえであぁやっぱりこれはいらないなと思って除外した機能が『ふたの自動開閉機能』これ職場のトイレがこの機能ついてるんですが掃除の時なんかにも勝手に開いたり、閉まったりしてなんだが不便だなぁという印象だったので。

 

結果、一番シンプルなタイプのコレにしました。

jp.toto.com

 

ちなみにリモコンは細長いスティックタイプというのを選択しました。すっきりしていて使いやすいですよ。

 

 

<どこにトイレを設置するか?>

お風呂の記事の時にも書きました。

 

beeeee1600.hatenablog.com

 なにやら水回りに関しては風水?家相?的なお話があってどこの方角に設置するかがあるんです。信じるか信じないかはあなた次第ですが。。。

 

何度もかきますがべっちゃん家は田舎の平屋にもかかわらず建坪25坪というびっくりすくらいの狭さ。

 

風水や家相も大事なんですがそもそも狭小なのでそんなに自由に配置を決めれないんですよ(苦笑)

 

でっかい家だったら自由に配置できるかもしれないけれど。。。

 

ということでもうここしかないね。ってことでココに。


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ほぼ元あった場所に作ることになりました。

 

 

<トイレの内装をどうするか?>

 どんな内装にするかはもう奥さんにすべて権限が委譲されています。笑。

 

壁は白いクロスを張ってもらい床は汚れが目立たないように黒のクッションフロアを張ることになりました。黒のクッションフロアは建設会社の担当者さんの提案なんですが10ヵ月使ってみて、ほんと汚れが目立たないのを実感しました。


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収納にはニッチを作ってもらいここにトイレットペーパーなんかを置いてます。


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ここからはかなり細かいところですがトイレットペーパーホルダーはコレ。

 

 


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ツールボックスさんのトイレットペーパーホルダーがなんかすっきりしていてかっこいいいのでセレクト。ほんとトイレットペーパーを交換するときにちょっとテンションあがる仕上がりになってます(笑)

 

タオルかけはコレ。


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実際にかけてみた感じ。


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HAYさんのタオルかけ。これはもう完全に奥さんの一目ぼれです。めちゃくちゃスタイリッシュでどうやって壁についてるの??ってなりません??気になる人はべっちゃん宅にトイレかりにきてください(笑)

 

 

今回はトイレのリノベーションについて書いてみました。

個人的にはトイレってすご~く重要で落ち着いた空間にしたかったのであまりごちゃごちゃせずにすっきりとした雰囲気にしようという思い、こんな感じになりました。

 

 

めちゃくちゃ古い一枚板をテーブルにDIYしてみました。

 

 

こんばんわ。

 

高知で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

今日は前回の記事

 

beeeee1600.hatenablog.com

 

こちらの完成編になります。

 

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前回はこんな感じだったんですがここからあとはもうひたすら磨くのみ。

 

 磨きに使う道具はこんなの感じのもの。

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まず初めは120番という比較的、粗目のサンドペーパーで磨いていきます。

この段階で一枚板にできた『逆目(さかめ)』をきれいに除去していきます。逆目とは刃が木の繊維とは逆方向にあたることで、繊維が反ったものをいいます。

 

正直、こんなもので!?!?と素人だと発見困難なほど小さな逆目もありますが木工加工においてこの逆目の処理は製品の見た目の美しさに非常に影響します。

 

べっちゃんはこの逆目とりの作業におそらく4時間以上は費やしたんではないでしょうか。。。おそるべし。。。逆目。。。

 


目視できる逆目をすべて研磨で取り除いた後は240番というサンドペーパーで磨いていきます。この240番で磨くことで表面がかなりツルツルになっていきます。この240番磨きも3時間は磨いています。

 

そして最後に320番という非常に細かいサンドペーパーで仕上げの研磨を行っていきます。240番で磨いた表面のツルツルさに光沢が出て、さらに肌触りのよい仕上がりになります。さらに磨きをかけたいかたは羊毛やパフなどで磨くとツヤツヤになります。

 

もちろん全行程、機械で届かないところは手で磨くんですよ。

 

 

ここでいったん磨きは終了。

 

次の段階、塗装に入ります。

 

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今回僕はこの油性ニスをチョイスしました。これを選んだ理由は3つ。

 

1、ホームセンターで手軽に手に入る商品。

僕の家の近所のホームセンター2件で同じものが売ってました。気軽に手に入るもので作ってるの見たくないですか?笑

 

 

2、水性より油性

油性ニスのメリットはなんといっても耐久性。そのぶん、乾かすのに時間かかったり、高価だったり、匂いがきつかったりします。今回のテーブルも実生活でガンガン使うし、子供がなんかこぼしたり、ぶつけたりしそうだから。

 

 

3、ノーマルニスよりウレタンニス

これもウレタンニスのほうが圧倒的に塗膜が厚くなり、耐久性がますためだ。そのかわり、木の本来の質感なんかはグッと下がってしまう。

 

この油性ニスをせっせと刷毛塗りしていきます。刷毛の使い方は細かく塗るんじゃなくてサーっと大きく長く塗ったほうが綺麗に仕上がります。

ただし、ほんとうに匂いが強烈なので必ず換気しながら行ってくださいね。

 

 

ここまでくれば作業もいよいよ終盤戦。

 

塗って、乾いたら。。。。

 

 

また240番で研磨。

 

 

また塗って、乾いたら。。。。

 

 

仕上げに320番で研磨。

 

 

 

この工程だけでも3日くらいかかってます。苦笑

 

 

最後に脚をつけて完成です。

 

 

今回はこちらのベンチ用の鉄脚を使用させてもらいました。

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けっこう分厚い板だったので華奢な鉄脚はいやだったのでゴツメの鉄脚をチョイスしました。

 

 

完成品がこちら。


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ええ感じでしょ。

 


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このチギリがええ!!

 


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今はソファー用のローテーブルとして活躍してます。

 

 

一枚板テーブルDIYのまとめ

 

1、もう当分、ほんとうに当分の間、一枚板テーブルつくりはやらねぇ!!めちゃくちゃ大変だから(笑)ほんとこんなに時間のかかるもんだとは思っていませんでした。

 

2、とは言えできあがりはめっちゃかっこいい。特にチギリが入ってるのとかがたまらなくかっこいい。

 

3、使用した工具類。

・プレーナー(一般の家にはまずない)

・鑿(こいつがあれば何でも彫れる)

・研磨機(地獄の研磨)、サンドペーパー

・塗料、刷毛

 

とまぁこんなもんかな。道具さえあればすぐできます。

 

そして気になる制作費用は。。。。

 

一枚板:無料

鉄脚:8980円

サンドペーパー:1000円

塗料、刷毛:1000円

合計:10980円

 

時間があり方は是非、作ってみてください!!

古民家リノベーション!外壁ってどないする?な話。


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こんばんわ。

 

高知県で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

今日はリノベーションについて書いていきたいと思います。めっちゃ久々!?笑。

 

古民家リノベーションをするにあたって絶対にココはリノベーションしないといけなかった箇所がありました。

 

極端な話、トイレとかは現状でも使えるっちゃ使えた。ボットンだけどね。

以前のブログで紹介したお風呂だって、

 

beeeee1600.hatenablog.com

 

キッチンだって

 

beeeee1600.hatenablog.com

 

使えることは使えたんです。

 

 

でも絶対、ここはリノベしないとダメって建設会社さんに言われてたのがココなんです。

 

 

そうです。

 

 

外壁です。

 

 

昔ながらのトタン板が張り巡らされた家の外壁。錆び錆びな部分もあるし、朽ちてるところもあるし、場所によってはペローンってめくれあがったりもしていました。


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内壁は『土』だったのでガンガン、雨水に晒されて、崩れてしまいます。

 

 

ここは絶対にリノベしないと家自体がダメになっていっちゃうよとのことで実はべっちゃん宅のリノベ必須項目だったのです。

 

 

ということで今日は外壁工事について。

 

 

古民家の外壁って当然ながら、長年、風雨にさらされてるわけでだいたいズタボロになってるんですよね。

 

 

漆喰が塗られていたり、土壁だったり、後は木だったり。素材は天然系のものが多く、もちろんメンテナンスがちゃんとなされていたら長いこと使用できるものなんですが、古民家の空き家は普通に放置されて10年以上とかざらにあります。べっちゃん宅のトタン板なんてのは古民家の中では比較的、最新な外壁なんですがこの様です。

 

この様子を見ても必須なのはわかってもらえるかと思いますが、じゃあどんな外壁をリノベーションするのか!?

 

 

べっちゃん宅で上がった候補を挙げていきますね。めちゃくちゃ簡単に。

 

 

1、焼き杉の鎧張り

 

こちらは奥さんのコレがイイ!!!と絶賛の外壁。昔ながらの方法。

<メリット>古民家には無条件で似合う、意外と耐久性もある

<デメリット>汚れる、木なので割れたりする

<値段>高価

 

2、窯業系サイディング

 

日本で一番使われている外壁だと言われてるくらい多い。

<メリット>めちゃくちゃデザイン種類が多いので和洋中なんでもOK

<デメリット>コーキングの劣化などでメンテナンスが必要

<値段>比較的安価

 

3、金属系サイディング

 

アルミやガルバリウム鋼板を使った外壁。軽くてリフォーム向き。

<メリット>軽くて強度もある、施工しやすい、ランニングコスト安い

<デメリット>金属なので錆びる、傷つきやすい、デザインが少ない

<値段>普通

 

4、塗り壁

 

漆喰や土やモルタルなどを職人さんが塗っていく。伝統技術。高額。

<メリット>抜群にかっこいい、オーダーメイド、職人って感じ

<デメリット>高額、割れやすい、職人の腕次第

<値段>めっちゃ高価

 

 

この4種類があがりました。

 

 

当然、そこからいろいろとお勉強をしまして。ほんと今は便利な世の中。

調べればなんでも出てきます。

 

一番、参考になったyoutube動画を参考にのせておきます。

 

www.youtube.com

 

とまぁこんな感じの候補が上がってきました。外壁ひとつとってもいろいろあってとても楽しい検討会になりました。

 

そして後日、この候補を、建設会社の担当さんにぶつけていきます。

 

口火を切るのは焼き杉一辺倒の奥さんです。

 

奥さん:『焼き杉の外壁どうですか??』

担当さん:『おぉこれまた古風な感じに出たね~!今、この施工やる家なかなかないよ。』

奥さん:『だからこそこの焼き杉を鎧張りで!!』

担当さん:『予算的には可能だけど、小さい子供さんらがおるしやっぱり汚れるよ。割りと丈夫ではあるけれど。。。』

 

 

とあまりいい反応ではない。

 

 

べっちゃん:『では他のものはどうですか?』

担当さん:『まず問答無用で塗り壁は予算的に無理!!やはりオススメするのはサイディングかガルバリウム鋼板ですかね。』

べっちゃん:『なるほど。』

 

 

高知の伝統的な古民家は土佐漆喰と言われるものが使用されており、べっちゃん宅の古民家も土佐漆喰で施工されている外壁部分もある。これをすべの外壁に施工するということもできるんだけどとにかく価格がヤバい。まぁ塗り壁はあきらめるしかないかぁ。。。

 

 

残るは『焼き杉』『サイディング』『ガルバリウム鋼板』の3つ。

 

 

実際に建設会社さんに行ってもののサンプルを見せてもらったり、特徴を改めてお聞きしたりして『窯業系サイディング』は候補から外れることになりました。

 

 

なぜかというとあまりにも”普通すぎた”から。もちろん窯業系サイディングも高価なものを選べばそれなりのデザインもあったんですがあまりべっちゃん夫婦にはしっくりこなかった。

 

 

残りは『焼き杉』と『ガルバリウム鋼板』

 

 

もうね。調べまくりました(笑)

 

 

焼き杉と古民家の組み合わせってのはネットでもめっちゃくちゃ出てくるんです。なんなら高知の田舎にいけば普通に今でもあるんで割りとイメージしやすかった。ほんとこれ以上ないくらい古民家とマッチしていて『ザ・和風』といった感じ。

 

 

一方、ガルバリウム鋼板と古民家の組み合わせってのがまぁないの。日本瓦がでーんと乗った屋根に外壁だけガルバリウム鋼板というこの新旧の組み合わせパターンがまったく見つからない。おそらく、みんなこんな組み合わせはしないんだろうね。やっぱり日本瓦には木の外壁や塗り壁だろうし、ガルバリウム鋼板を使うお家なら屋根だってお家の雰囲気だって今風なんだろうし。邪道ってやつなのかも。。。

 

 

奥さんとのミーティングも連日、深夜にまで渡りどっちにするのかを討論していました。あぁでもないこうでもないと。。。でも決めなきゃいけないし。。。なんでもそうですがこういうときこそ原点に戻って考えることが大切。

 

 

べっちゃん宅のリノベーションのコンセプトは古民家をそのまま復活させるというよりは古民家の良さも残しつつ今の最新技術も取り入れるハイブリット型の古民家リノベを目指すものだ。

 

 

そういった点で僕はガルバリウム鋼板派に一票を投じることになった。もちろんメリットデメリットをよくよく吟味したうえでの決断。

 

 

奥さんは一気通貫で焼き杉路線は変わらない。もちろん焼き杉も素晴らしいメリットもあるしイイものだと思う。

 

 

あぁこれは我々、夫婦では決めれない。

 

 

ということで最後の一票は担当さんにゆだねることになりました。めっちゃプレッシャーだったと思いますがすいません(笑)

この担当さんは60歳オーバーの大ベテランでいろんな家を見てきた家のプロ。

 

 

その担当さんが出した結論は。。。

 

 

 

『ガルバリウム鋼板』でした。

 

 

 

施工のしやすさ、軽さ、強度、またシンプルなガルバリウム鋼板のデザインが僕たち夫婦がイメージする家の雰囲気にきっと合うとのことでした。

 

 

僕と担当さんで奥さんをなんとか説得し、我が家の外壁はガルバリウム鋼板に相成りました。

 

 

いざ施工へ。



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べっちゃん宅の外壁はトタンを剥ぐと全体が土壁になっていました。

 


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昔ながらの竹を十字に編み込んでそこに土を塗っていくやり方。

昔はプレカットなんてものはなく家ひとつひとつに合わせて現場で合わせて作っていたのでそりゃもう膨大な時間をかけて作ってたそうな。

 

この竹のアミアミを見て、素人ながらそりゃ時間かかるわなぁと絶句したのを覚えています。

 

 

この土壁を剥ぎ取るのはこれまた大変な作業なのでこのまま使って外壁を施工していきます。

 

 

ほんと毎日、欠かさず現場を見に行ってたのでこれはなにするものなんですか?とかどういう効果があるんですか?なんて大工さんに聞きまくってましたね。

 

 

 

完成形がこちら。


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案外、いい感じじゃないですか?日本瓦とガルバニウム鋼板の組み合わせ。さらに外壁の白い部分は元々の土佐漆喰の部分を残してもらってアクセントにしました。僕と奥さんはとっても満足の仕上がりになりました。

 

 

で。

 

 

2020年7月から住み始めまして約10か月住んだ感想なんかも書いておこうと思います。

 

 

<ガルバリウム鋼板外壁の感想まとめ>

1、デザインがべっちゃん宅にはばっちりハマったことは大きなポイントですね。縦張りにしたことでスマートに見えてシュッとした感じに仕上がってるのは気に入っています。案外、日本瓦とガルバリウム鋼板の相性も悪くはないんじゃないかなという結論です。

 

 

2、汚れやすさなどについてはまだ10カ月なので完全にはわかりませんが今のところ汚れも全然、目立ちませんし問題なし。ただ、自転車をぶつけたりしないように注意は払いながら生活はしています。ほんとに薄い鋼板なのですぐに傷ついてしまうと思います。

 

 

3、うちのガルバリウム鋼板は黒色なので夏場なんかは太陽の熱を吸収してめっちゃ熱くなるんじゃない?なんて懸念がある方もいらっしゃるかと思いますがべっちゃん宅は土間にしていることもあってかそんなに熱いな~って印象はありません。夏場でも冷房の弱をかけていれば十分涼しいです。今まで賃貸で住んでた家よりもむしろ快適な感じがします。

 

 

4、ガルバリウム鋼板でよく言われるのが雨降ったらうるさいんじゃない?という意見があります。確かに金物なので水滴が落ちるとうるさそうではありますが、べっちゃん宅は屋根は重厚な日本瓦であくまでも壁だけがガルバリウム鋼板なので正直、そこまで雨音が気になって仕方がないということもなかったです。屋根をガルバリウム鋼板にしている方がいらっしゃいましたらそういった意見もあるのかなぁと。

 

 

5、後は塩害なんかも言われますね。高知は太平洋に面していて沿岸部なんかに住居をかまえていらっしゃる方は確かにガルバリウム鋼板は向いてないと思います。やっぱり金属に塩なんてもんは天敵のなにものでもないですからね。べっちゃん宅も沿岸部からは数キロ離れていますがそりゃ海のない都道府県に住まれていたり、内陸部に住まれている方からするとそういったリスクはあるかもしれません。これは今後、経過観察をしていく必要がありますね。

 

 

6、湿気。ガルバリウム鋼板は隙間なくみっちり施工するので湿気がたまりやすい?なんて言われていたりします。でもそもそも外壁なんてみんな隙間なくみっちり施工するんではなかろうか。。。材質によるものなのかわかりませんが湿気がたまりやすいそうです。確かにべっちゃん宅も梅雨の時期なんて湿度70%とかめっちゃ高くなります。ただこれが果たしてガルバリウム鋼板外壁のせいかと言われるとまだはっきりとはわかりません。除湿器を回したり、サーキュレーターを回したり、炭を除湿剤として部屋のいたるところに置いたりして対策はしています。

 

以上。外壁リノベーションのお話でした。また経過観察や住んでみた感想などもちょくちょくアップしますね。

古民家の倉庫から出てきた数十年前の一枚。

こんばんわ。

 

 

高知で古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

 

先日、古民家を買ったときに付いてたオンボロ倉庫を物色していました。自分ちの倉庫なのにちょっと怖かったりします。だってこのたたづまいですよ(笑)


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 こえぇぇぇぇ!!!

 

奥さんなんかは『なんか出てきそうやから入りたくない!』って普通に言っちゃう。

 

なので入口付近はものを保管したりして使っているんですが、奥のほうはほんと手つかずだったので整理しないといけないなぁと思いながら月日が流れてしまいようやく重い腰をあげてゴソゴソし始めた矢先。

 

 

 

 

 

ん!?わりと大きな箱が2つあるではないか。

 

 

 

 

 

箱と聞くとお宝の予感がプンプンするの僕だけだろうか。いや男ならだれでもワクワクするはずさ!!そうワンピースのように!!

 

 

 

 

オンボロ倉庫の奥でニヤニヤが止まらない。

 

 

 

 

蜘蛛の巣とススまみれになり、いかにもお宝の雰囲気が醸し出した一つ目を開けてみる。

 

 

 

 

 

 

おぉこれは!?!?!?!?!?

 

 

 

 

 

 

 

高知特有の皿鉢料理を盛り付ける用の超大皿が大量に出てきた!!

 

1枚、2枚、3枚。。。えっまだあんの。。。

結局、形が違うものが合計枚。。。こんなにどないすんねん。。。この量の皿に料理を持ったら何人前あるねん。。こんな小さな古民家にそんなに人が入れんぞ。。。先の住人はどう使っていたのか。。。

 

 

なんだなんだこの新聞紙にくるまれたものは!?

 

ワシャワシャワシャと開封してみるとおぉこれは仏具だな。。。ムムム。。。鶴丸の御紋。。。これは日蓮正宗の。。。ということは先の住人は熱心な創価学会員だったのか。。。

 

 

 

箱の中はこの程度だった。

 

 

 

ガッカリ。。。

 

 

まぁ皿鉢用の大皿はなんかに使うかもしれないからええもんゲットできたかな。。。。仏具って不燃ごみで捨てれるのかしら。。。

 

 

さぁ気を取り直してもう一つの大きな箱を開けようと試みる。

 

 

がしかし、箱の上にいろんなものがONしてるもんだから全部おろさないといけない。。。

 

 

狭いし暗いし。。。

 

 

 

ジーザス。。。

 

 

 

今日はあきらめよう。またぎっくり腰になったイヤだし。。。なんて言いながら引き上げようとしていると

 

 

 

 

 

 

 

なにこれ!?

 

 

 

 

 

 

そこそこでっかいモノが。

 

 

 

 

とりあえず持ち上げてみるが

 

 

 

 

 

おっもぉぉぉぉ!!!

 

 

 

 

 

足の踏み場もない状態の倉庫の奥の方から引っ張り出してきたのが一枚の大きな物体。

 

 

汚れてて黒ずんでるというかどう甘く見ても”黒”としか表現できない。ただ質感などから見てもどうやらこれは木の板だ。

 

 

大きさは120センチ×50センチくらいなので手で持てるサイズ感なのだが分厚いので重さがけっこうある。

 

 

う~ん。汚い。

 

 

ホコリ?スス??まみれだし。。。とにかく重い。。。なんのための木の板なの??こんなもん倉庫にしまってなにをする気だったんだろうか。。。まぁこれも薪にしてしまうか~。先の住人はこれをどないしようとしてたんや。。。

 

 

なんて感じで倉庫物色に疲れたので諦めてお家へ帰るべっちゃん。

 

 

それから数日が過ぎた。

 

 

前回マニアックな読者の皆さんからご好評をいただいたこちらのブログ。

 

beeeee1600.hatenablog.com

 

ここに登場した元家具職人の通称『干し柿さん』がべっちゃん家に遊びにきてくれました。

 

その日は大阪名物串カツパーティーでおもてなし。目の前で僕が一本一本揚げていく大阪創作串カツスタイルだ。もちろん2度付け禁止の特製ソースにキンキンに冷えたキャベツ。

 

あぁこれだけで新世界の香りがします。




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実は高知に来てもう何度も串カツパーティーを実施している。やっぱり珍しいし、みんな家で食べたことないのはもちろんそもそも食べたことないって人もいて皆さんが喜んでくれるのがうれしくってめっちゃやってます(笑)

 

 

話はそれましたが干し柿さんがきたのでふとあのクソ重い板のことを思い出した。

 

 

僕:『そういえば干し柿さん!倉庫でめっちゃ重い板、見つけたんですよ。一回見てもらえませんか?』

 

倉庫まで案内して現物を見てもらった。

 

僕:『これなんですけどね~。もう真っ黒でしょ。薪くらいにしかなりませんかね?』

 

干し柿さん:『あぁ確かに汚いし、古いもんだね~。汚れててなにかわからないけどコレ、薪にする前に一回キレイにしてみようか?機械で削ってみるよ!』

 

 

僕:『あわよくばテーブルになったりしませんかね~(笑)』

 

 

なんて冗談半分でこの板をお言葉に甘えて削ってもらうことになった。

 

 

日が変わって板を削ったから見においで~とお誘いいただき見に行きました。

 

 

おぉ。

 


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どす黒く汚れた面がなくなって木の肌で出てる!傷んでるところもあるけどずいぶん赤い木なんだなぁ。この木はなんの木なんだ。気になる気になる。。。

 

 

干し柿さん:『腐ってるところもあるけど結構厚みがあるから削っちゃえば全然、小さめのテーブルくらいにはなるよ。僕もなんの木かわからないけど赤みを帯びた木ってのは腐りにくいんよ、そしてこの木見てみ。年輪が非常に細かく刻まれている。こういう木はゆっくり育ってる証拠。だから丈夫で耐久性があるの。これけっこうイイもんだよ。薪にするのはもったいない!』

 

 

僕:『おぉ!!!思わぬところから宝物がやってきましたぁ!!僕、これ磨いてローテーブルにでもします!ありがとうございます!!』

 

 

干し柿さん:『でもちょっと待って。。。ひとつ問題がある。。。』

 

 

僕:『えっ。。。』

 

 

干し柿さんから指摘されたところをよくよく見てみる。

 

 

パックリと割れているわけではないがヒビが入ってる。

 

 

どうやらこれが木の『割れ』というものらしい。

 

 

今は割れていないが木をいうものは湿気と乾燥で伸縮するためいずれパックリと裂けてしまうというのだ。。。

 

 

さすがに数十年前の一枚板。生えてた時から数えると100年とか超えてるであろう日本男児はそうやすやすとローテーブルといったような横文字の机にはなってくれない。

 

 

僕:『じゃあやっぱり薪ですかね~??』

 

 

干し柿さん:『いや。。。方法はある。手当てしてあげたらなんとかなるんやけどね。けっこう時間かかるよ(笑)べっちゃんやる気ある!?

 

 

僕:『えっ治るんですか?そりゃやります!!お金はありませんが時間とやる気だけはめっちゃあるんで!笑』

 

 

干し柿さん:『じゃあ手当て行いましょう!』

 

 

ということで腹が裂けそうな一枚板くんを救うための緊急手術が施されることになったのだ。一応、主治医は僕。院長という立場で干し柿さんがレクチャーしてくれることになった。

 

 

手術内容を説明しよう。

 

裂けそうな患部にチギリというものを埋め込んでこれ以上の裂けを防止するというもの。

 

チギリってのはこういうもの。

この時、チギリの杢目の方向が重要になってくるので気を付けて。


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蝶々型?リボン型?っていうんですかね。これを作るだけでもめっちゃ大変。角度をつけてでっかい丸ノコ盤を使って削っていくんですが機械の扱いは干し柿院長によるオペレーション。まだまだ触れさせてもらえるような機械じゃない。

 

こいつを手当てする箇所の分だけ作っていく。


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そして割れの部分に埋め込んでいくのだ。

 

 自分でやりながらなので詳しく写真が撮れていないんですがようこんな感じになります。

 

 

板にこのチギリの大きさとちょうどの大きさを掘っていくんです。ドリルやノミを駆使して少しずつ削り取りすぎないように慎重にやっていく。もちろん一発勝負だから緊張するし、数ミリ単位の精巧さが求められる作業なので大変。もちろんここでも干し柿院長の目は厳しく光り、いろいろとご指導をいただきました。

 

 

掘れたらそこに木工ボンドを流し込んでチギリをハンマーで打ち込む。


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隙間なくバッチリはまったときの快感はなんとも言えない。

 

 

この飛び出した箇所はのこぎりなんかで切り落としてから研磨をかけることでつるつるに。

 

 

研磨は#120→#240→#320の順でかけていく。

 


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今はここまででストップしてます!

 

 

めっちゃ良くないですか??

 

 

テンションあがりまくりで、もう仕事なんてそっちのけでこっちにかかりっきりになりたいモード出てます(笑)

 

今週、いよいよ大詰めの塗装やら脚をつけたりする予定なのでまた更新しますので乞うご期待ください!

高知が誇る土佐あかうしの最高峰を食す。


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こんばんわ。

 

古民家暮らしを始めたべっちゃんです。

 

今日は高知の『食』についてつらつらと書いていきたいと思います。

 

過去のブログでもたびたび登場しております、『土佐あかうし』

 

beeeee1600.hatenablog.com

beeeee1600.hatenablog.com

 

実際に料理してあぁうまい赤身だなぁと実感しております。

 

そんな土佐あかうしの最高峰をご紹介。

 

 

その名も『TRB』(TRFじゃないよ!)

 

 

土佐ルージュビーフっていうんです。

 

 

2020年4月から始まったこの土佐ルージュビーフ

 

高知県が誇る土佐あかうしのさらなるブランド向上のため、高知県独自の基準を設け、認定していくという『県』をあげての政策なのだ。

 

www.pref.kochi.lg.jp

 

まだまだ始まったばかりの制度なので認知レベルは低い。そもそも県外の一般消費者には土佐あかうしですら認知度は低い。

 

でもとっても貴重なんですよ。土佐あかうしって。前にも書きましたが土佐あかうしの年間出荷量は約470頭。これは和牛生産量の0.1%しかありません。(平成30年度 高知県畜産振興課調べ)

 

そんな数少ない土佐あかうしの中でもさらに選ばれた『TRB』ってだけでも興味ありませんか?

 

僕は高知にきて土佐あかうしの魅力を知り、たくさん食べてきました。料理もけっこうやってきました。そりゃ単純に食べてみたくなるし、知りたくなりますよね。

 

高知県の畜産振興課にTRBについていろいろとお話を伺いました。

 

そこで聞き得た話の中に、圧倒的に出荷数が少ないとのお話がありました。

2020年4月~2021年1月まででまだ40数頭ほどしか市場に出回ってないのです。

 

 

先ほども書きましたが土佐あかうしの年間出荷数が470頭の中でわずか1割ほど。

もちろん始まったばかりの制度なので農家さんもまだまだ手探りで生産されているそうなので今後の伸びしろに期待はありますが現段階ではまさに幻の和牛と言っても過言ではないのではないでしょうか。

 

さぁ数的価値についてはこのくらいでいいでしょうか。

 

希少だからといっても肝心なのはやっぱり味ですよね。おいしいのかどうか。

いくら新しい評価基準を設けたと言えどあくまでも肉の見た目だけで判断するのでこればっかりは食べてみないとわかりません!

 

 

そこで普段からお仕事でお付き合いがあります『三谷ミート』さんにお願いしてみることにしました。

 

 

担当者さんも『TRB』はなかなか入らんよ。

このシーズンは生産者さんもなかなか出してこないし、市場に出てきてもうちが買えるかもわからないしね。こればっかりは予約してもらって待ってもらうしかない。

 

 

そりゃそうだわな。

 

 

気長に待つかぁなんて思ってた矢先、2週間ほどで入りました~との電話。

 

 

めっちゃラッキー!!

 

 

そこでいろいろと話を聞き、希望の部位を伝えると塊購入が条件で総額10万円近くする。。。

 

これはさすがに買えない(涙)

 

たぶんというか絶対、奥さんが絶対許してくれない。。。

 

なので僕が買える部位を譲ってもらうことに。

 

ちゃっかり3キロほど。

 

(部位によっては10キロから販売できません!といったところもあるのでもし塊肉を買うときは問い合わせてからのとうがいいですね。)

 

当然、奥さんには事前確認し、了承をいただいてから購入しました。

 

そしてとうとうTRBが僕の手に。

 


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さぁどんな調理をしようかなー。と考えてた矢先、どうしてもすぐに試したくなってまずはビスティッカ(ステーキ)や!と秒速で料理。

 


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軽く食べるところがいきなりの200g(笑)

 

うむ。ええ火入れ加減。

 

厚切りにして食べてみるとまず、香りが半端なく美味しい。オルソネーザルだけでもかなり美味しいのだが口に入れたときのレトロネーザルがまず味よりも先にガツンとくる。そこから咀嚼していくとジューシーな旨味と甘味のジュースが口一杯に広がっていく。次に赤身特有の肉質によるしっかりした食感。咀嚼回数はわりと多めでお肉を食べてるいる感が満喫できる。最後まで旨味が持続して最後にほのかな甘味が残る。そんな印象かな。表現力がなくてすいません!

 

土佐あかうしらしさを感じる美味しさ。

 

しかし、長男坊には『美味しいけど硬い!』と一蹴(笑)

 

すまんねー!お父ちゃんの料理がヘタクソで(涙)

 

子供たちへのリベンジを誓い次に挑んだのは


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オーブンを使った火入れ。いわゆるローストビーフみたいな感じ。写真にあるように家庭の機器でできる調理だ。

 

旨味と甘味、そして長男坊の評価も上々な様子。

今回は薄切りにして提供したのも大きかったかな。

 

しかしだ。ビスティッカの時に現れたあの強烈な香りがない。メイラード反応の差だろうなー。なんてまたまた反省点。

 

最後は店舗で調理。


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ちゃんと盛り付けるとこう!!


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出来上がりはこんな感じ。調理法は低温の油で火をいれるコンフィだ。じっくりと1時間ほど火を入れた後、取り出してフライパンで焼き目をつける。

少し厚めに切ってこれだとまた硬いと言われてしまうので2ミリ感覚で隠し包丁を入れてみた。

 

うむ。これはうまい!完璧だ!!

 

長男坊にもさっそく食べてもらうとオッケーサイン(笑)7歳のくせにゲランドのグロ・セルをつけながらうまいうまいと食うてました。生意気だわ。

 

しっかりとした和牛香、旨味と甘味が感じられ、隠し包丁を入れる前は60回ほどの咀嚼回数が包丁を入れた後は30回と約半分になりました。実際に食べるときには恐らく10回未満で食べきれます。

 

県の畜産振興課の方がおっしゃっていましたが土佐あかうしは黒毛和牛と変わらない値段で高知のスーパーでは販売されています。でも家に買って帰って焼いて食べると硬い!という意見がたくさん寄せられるそうです。

 

そりゃ普通にフライパンでがしがしに焼いてしまったら赤身のお肉だからどうしても硬くなってしまいます。でもけっして美味しくないお肉じゃないんですよね。

 

 

あぁこれをみんなに食べてもらいたいなー!なんて思うわけですよ。だって自分だけ満足してても楽しくないですからね。やっぱり『食』はみんなに楽しんで食べてもらいたいんですよ!

 

食べてみたい人いたらコメントよろしくお願いします!皆さんの応援で頑張れます!!